2018年03月20日

マーロウ物メモ4「湖中の女」

「湖中の女」(The Lady in the Lake)1943 フィリップ・マーロウ著
 依頼者:化粧品会社社長。妻が別荘から1か月前に姿を消した。湖の別荘をマーロウが訪ねると湖から女の死体が浮かび上がってきた・・

〇1950 岩谷書店「別冊宝石」1950年10月号(通巻11号)二宮佳景(鮎川信夫)訳
〇1959 早川書房(世界ミステリーシリーズ)田中小実昌訳 19cm
〇1960 早川書房(ハヤカワポケットミステリブック503)田中小実昌訳 19cm('70,'82,'84)
〇1986 早川書房(ハヤカワミステリ文庫HM7-4)清水俊二訳 16cm
〇2017.12 早川書房「水底の女」村上春樹訳 20cm
◇映画「湖中の女」1947 メトロ・ゴールドウィン・メイヤー映画 アメリカ 103分 オードリー・トッター、ロイド・ノーラン、監督ロバート・モンゴメリー 1947.10.14日本公開

湖中の女 (1959年) (世界ミステリ・シリーズ) -
湖中の女 (1959年) (世界ミステリ・シリーズ) -  田中小実昌訳1959

湖中の女 (ハヤカワ・ミステリ文庫) -
湖中の女 (ハヤカワ・ミステリ文庫) -  清水俊二訳1986

水底の女 -
水底の女 -  村上春樹訳2017

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湖中の女 [DVD] -  映画1947
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2018年03月19日

マーロウ物メモ3「高い窓」

「高い窓」(The High Window)1942 レイモンド・チャンドラー著
 依頼者:資産家の老未亡人。息子の妻が家を出た。それと同時に夫の残した貴重な金貨が無くなっている。マーロウは調査を始めるが、息子や秘書、やくざ、古銭商、歯科技工士など疑いは絡み合い、またしても死人が・・
 
〇1950 岩谷書店 雑誌「別冊宝石」(ハイ・ウインドォ)1950年10月号(通巻11号)萩明二訳
〇1959 早川書房(世界ミステリーシリーズ)田中小実昌訳 19cm('60,'72'79)
〇1982.11 早川書房(ハヤカワポケットミステリブック513)田中小実昌訳 19cm('83)
〇1988.9 早川書房(ハヤカワミステリ文庫HM7-5)清水俊二訳 16cm
〇2014.12 早川書房 単行本 村上春樹訳 20cm
〇2016.9 早川書房(ハヤカワミステリ文庫HM7-15(チ1-15))村上春樹訳 16cm
◇映画「高い窓」(The brasher doubloon)1947アメリカ 72分 ジョージ・モンゴメリー、ナンシー・ギルド、監督ジョン・ブラーム  日本未公開

高い窓 (1959年) (世界ミステリー・シリーズ) -
高い窓 (1959年) (世界ミステリー・シリーズ) -  田中小実昌訳1959

高い窓 (ハヤカワ・ミステリ文庫) -
高い窓 (ハヤカワ・ミステリ文庫) -  清水俊二訳1988

高い窓 -
高い窓 -  村上春樹訳 単行本2014

高い窓 (ハヤカワ・ミステリ文庫) -
高い窓 (ハヤカワ・ミステリ文庫) -  村上春樹訳2016

高い窓 [DVD] -
高い窓 [DVD] - 1947


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2018年03月18日

マーロウ物メモ2「さらば愛しき女よ」

「さらば愛しき女よ」(Farewell, My Lovely)1940 レイモンド・チャンドラー著
 刑務所から出所したばかりのムース(大鹿)マロイは、8年前に別れた恋人で踊り子ヴェルマを探しに酒場を訪れるが居なかった。行き掛かりでまた殺人を犯してしまったマロイは姿を消す。偶然その場に居合わせたマーロウはマロイとヴェルマを探し始めるが・・

〇1954 岩谷書店 雑誌「別冊宝石」1954.12月(43号)清水俊二訳
〇1956 早川書房(世界探偵小説全集)清水俊二訳 19cm('59)
〇1960 早川書房(ハヤカワポケットミステリブック247)清水俊二訳 19cm('61,'75)
〇1972 早川書房「世界ミステリ全集5 チャンドラー」清水俊二訳 20cm(さらば愛しき女よ、長いお別れ、プレイバック所収)
〇1976 早川書房(ハヤカワミステリ文庫HM7-2)清水俊二訳 16cm('83'84'86'91(38刷)'97)
〇2009.4 早川書房「さよなら、愛しい人」村上春樹訳 20cm
〇2011.6  早川書房「さよなら、愛しい人」(ハヤカワミステリ文庫HM7-12)村上春樹訳 16cm
◇映画「The Falcon Takes Over」1942
◇映画「ブロンドの殺人者」1944 RKO作品 アメリカ 95分 ディック・パウエル、クレア・トレヴァー、監督エドワード・ドミトリク 1988.5.8日本公開
映画「さらば愛しき女よ」1975 EK=ITCプロ アメリカ 95分 R・ミッチャム、S・ランプリング、 監督ディック・リチャーズ 1976.6.12日本公開

1956年と1960年のものは同一シリーズと思われますが、データの表記が別なので別に記しました。
シリーズ名表記が初期のものは「世界探偵小説全集」「世界ミステリシリーズ」「ハヤカワミステリ」などと記されているものがあります。

世界ミステリ全集〈5〉レイモンド・チャンドラー (1972年) -
世界ミステリ全集〈5〉レイモンド・チャンドラー (1972年) -  1972

さらば愛しき女よ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-2)) -
さらば愛しき女よ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-2)) -  清水俊二訳1976 

さよなら、愛しい人 -
さよなら、愛しい人 -  村上春樹訳2009 単行本

さよなら、愛しい人 (ハヤカワ・ミステリ文庫) -
さよなら、愛しい人 (ハヤカワ・ミステリ文庫) -  村上春樹訳2011 

ブロンドの殺人者 [DVD] -
ブロンドの殺人者 [DVD] -  映画1944

さらば愛しき女よ [Blu-ray] -
さらば愛しき女よ [Blu-ray] -  映画1975 

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2018年03月17日

マーロウ物メモ1「大いなる眠り」

フィリップ・マーロウが出てくる長編小説の出版、映画化状況をまとめてみました。

「大いなる眠り」(The Big Sleep)1939 レイモンド・チャンドラー著
 依頼者:スターンウッド将軍。娘が賭場で作った借金の借用書が送られてきた。
 差出人が経営する古書店を突き止め、さらに住処を訪ねると銃声が・・そこに男の死体とヌード写真を撮影中の将軍の娘がいた・・

〇1951 岩谷書店 雑誌「別冊宝石」1951.8月(13号)双葉十三郎訳
〇1954 岩谷書店 雑誌「別冊宝石」1954.12月(43号)(再録)
〇1956 東京創元社「世界推理小説全集第26巻」双葉十三郎訳 18cm
〇1959 東京創元社(創元推理文庫127)双葉十三郎訳 15cm ('60,'74,'78,'84,'86,'93)
〇1961 東京創元社 「世界名作推理小説体系第19巻」双葉十三郎訳 19cm(大いなる眠り、かわいい女、郵便配達は二度ベルを鳴らす所収)
〇2012.12 早川書房 単行本 村上春樹訳 20cm
〇2014.7 早川書房(ハヤカワミステリ文庫HM7-14(チ1-14))村上春樹訳 16cm
◇映画「三つ数えろ」 1946 WB制作 118分 H・ボガード、R・バコール 監督ハワード・ホークス アメリカ  1955.4.20公開
◇映画「大いなる眠り」 1978 ITC制作 100分 R・ミッチャム、サラ・マイルズ 監督マイケル・ウィナー イギリス 日本未公開

本はNDLサーチ、映画はキネノートで調べてあります。増刷はNDLに載っている物のみです。cmは高さで切上げです。
雑誌はミスダス(森下氏の海外ミステリー総合データベース)の情報です。

大いなる眠り (1959年) (創元推理文庫) -
大いなる眠り (1959年) (創元推理文庫) -  双葉十三郎訳 

大いなる眠り (創元推理文庫 131-1) -
大いなる眠り (創元推理文庫 131-1) -  双葉十三郎訳

大いなる眠り (ハヤカワ・ミステリ文庫) -
大いなる眠り (ハヤカワ・ミステリ文庫) -  村上春樹訳 

三つ数えろ [Blu-ray] -
三つ数えろ [Blu-ray] -  映画「三つ数えろ」

大いなる眠り [Blu-ray] -
大いなる眠り [Blu-ray] -  映画「大いなる眠り」

ラベル:マーロウ
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2018年03月15日

特急二十世紀の夜と、いくつかの小さなブレークスルー(カズオイシグロ)

特急二十世紀の夜と、いくつかの小さなブレークスルー: ノーベル文学賞受賞記念講演 -
特急二十世紀の夜と、いくつかの小さなブレークスルー: ノーベル文学賞受賞記念講演 -  2018.2.6早川書房刊

カズオイシグロ氏のノーベル賞受賞講演を翻訳、書き起こしたもの。左に英文、右に日本語訳が載っている。受賞時期にネットに毎日新聞の訳文が載っていたが、やはり本の方が読みやすく、文もこなれている感じがして購入。訳者はイシグロ氏の本を多数訳した土屋政雄さんだった。

20代、30代、40代、の区切りをつけながら、小説を書くに至った経緯や書きながらの分岐点などが語られ、氏の歩んできた道と、文学に対する信頼や希望が語られ、改めて氏の人となりに好感を持った。
 
英語が載ってるので、乏しい英語力で2,3か所日本語と比べてみると、英語の表現のニュアンスは日本語になると違う。英語を英語で理解できたらいいんだろうなあと思うが。。。

(講演日 2017.12.7 ストックホルム)
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2018年03月09日

プレイバック(チャンドラー著)

プレイバック -
プレイバック -  2016.12早川書房 村上春樹訳 (原作は1958刊)

今回の依頼は、ある女性が汽車から降りてどこに消えるか報告するもの。何故尾行するのか知らされない。そこで依頼以上に女性に接近するマーロウ。今回は、かの有名なセリフといい、やけにすんなり関係を持つね。

マーロウ物はこれで5冊目。だいぶ修飾的な文にも慣れてきた。読み終えてみればシンプルな事件だ。しかしマーロウの魅力って何なのかな。その姿をずっと見ていたい。物語世界は男性視点ではあるのだが・・ マーロウの女性に対する態度が割と同等に見えるからか。

ベティー・メイフィールド(エレノア・キング)
「これほど強い心を持った人が、どうしてこれほど優しくなれるのかしら?」
マーロウ
「If I wasn’t hard,I wouldn’t be alive. If I couldn’t ever be gentle,I wouldn’t deserve to be alive」

解説ではこの言葉についていろいろ書いてあり、村上氏が直訳するなら、
 :冷徹な心なくしては生きてこられなかっただろう。(しかし時に応じて)優しくなれないようなら、生きるには値しない。
 と書いています。本文でどう訳したかは本文を読んでください、と言っているので書きません。

こちらが流布している言葉
 「タフでなければ生きていけない。優しくなければ生きている資格がない」

これは生島治郎の「傷痕の街」(講談社 1964年3月)あとがきにあったもの
:「タフじゃなくては生きていけない。やさしくなくては、いきている資格はない」からだということだ。


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2018年03月08日

普通の人々(BSで)

普通の人々 [DVD] -
普通の人々 [DVD] -

1980年公開当時、題名は目に入ってきていたが38年を経てやっと見た。嵐の中ボートに乗っている途中、兄は死に弟は助かる。弟は自責の念から自殺を図り、父と母と弟の3人となった家族はぎこちない。それぞれに葛藤を我慢して生活している。兄の幻影をひきずって弟を愛せない母。なんとかつなぎとめようとする父。残された家族は崩壊していく。

弟コンラッド役のティモシー・ハットンがいい。最後はコンラッドはこれから進んでいけるな、と思える終わり方がよかった。一日経った今も余韻が残っている。父、母に受け入れられない子供、多くの場合弟、というのがアメリカ映画にはけっこうある?「エデンの東」とか。

監督がロバート・レッドフォードだ。初監督作品。
原題「Ordinary People」

アメリカのありふれた朝 (1977年) -
アメリカのありふれた朝 (1977年) -  原作は映画と同じ「Ordinary People」だが翻訳本では「アメリカのありふれた朝」となっている。ジュディス・ゲスト著(女性)。ミシガン州デトロイト出身1936年生まれ。アメリカでは76年に出版。当時は40歳で初めて書いた小説ということだ。
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