2015年11月23日

君の膵臓をたべたい(住野よる)

君の膵臓をたべたい -
君の膵臓をたべたい -  2015.6

なにやら物騒な題名が店を入ったところに並べられていた。最初のページを読んでみるとクラスメイトの死から始まって、その男子高校生の独白の文体がとても興味をそそる。最初のページで、その男の子は、細身で、本好きで、クラスでもあまり人としゃべらず、机にじっと座って、帰宅部でと、とても好感をいだいてしまった。仕事が忙しくてこんな本読んでる場合じゃない、と思い2,3週間我慢していたが、この連休ならと買って読んでしまった。

オビには「涙」の文字、えい、その手に乗るものか、と思ったのだが最後に意に反して涙がでてきてしまった。もうじき還暦を迎えるというのに、読んでる最中は気分は高校生になっている。でもって後半はYOUTUBEで60年代から70年代のポップスを流しながら読んでしまった。

出てくるのは、余命いくばくもない女子高生桜良と、その秘密を知ってる僕とクラスメイトたち。なんというのだろう、僕の表現の「秘密を知ってるクラスメイトくん」とか「地味なクラスメイト」とか「仲良し」とかの主人公たちの現わし方がとても効果的だ。この僕と僕から見た桜良の心理描写だけで成り立っているようなものなのだが、僕の心理がなんともういういしい。

作者のプロフィールはよく分からないのだが、web上の作品が活字化されたもののようだ。
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2015年08月15日

べにや長谷川商店の豆図鑑

べにや長谷川商店の豆図鑑 -
べにや長谷川商店の豆図鑑 -  2015.2 自由国民社

最近、煮豆にはまっている。夜水に漬けて次の日煮る。前に買ったストウブ鍋で煮るとけっこううまくできる。大正金時、うずら豆、白いんげん、小豆、レンズ豆などいろいろやってみたが、赤い大正金時を甘く煮たのに落ち着いた。この本はスーパーの豆コーナーにあった。この本で、豆にも分類があり、インゲンマメ属、ダイズ属、ササゲ属などに分かれることが分かった。豆も地域によってほんとうにいろいろなものがあり、写真をみているだけで楽しくなってくる。しかし1728円は高い。3度目くらいで買いました。

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2015年05月09日

図説英国貴族の暮らし(田中亮三著)

図説 英国貴族の暮らし 新装版 (ふくろうの本) -
図説 英国貴族の暮らし 新装版 (ふくろうの本) -

ホームズ、ミス・マープル、そしてダウントン・アビーにはまって、イギリスの貴族なるものに興味が湧き、手ごろな本がないかなと、この本を買ってみました。「暮らし」との題名にあるとおり、故ダイアナ妃の実家スペンサー家を含む代表的な貴族の御屋敷6館の紹介、使用人の暮らしぶりが豊富な写真とともに紹介されています。

「英国には16世紀後半のエリザベス朝から、この国の繁栄が頂点に達した19世紀半ばにかけて、主として貴族でもある大地主たちが、権力を誇示するために広大な領地のなかに建てたカントリー・ハウスと呼ばれる豪壮な邸宅が何百とあり、今も多くは子孫が住みずつけている」p6

3章の「英国貴族とは」で貴族とは何ぞや?が書かれてあり、
制度上は、公候伯子男・爵、の爵位を持つ原則男子が貴族で、広大な農地を持ち、したがって貴族の職業はファーマー(農場主)。1958年の統計によれば、王室公爵5、公爵26、侯爵36、伯爵192、子爵126、男爵481、女性伯爵5、女性男爵13。英国の職業の最上位はファーマーで、英国最大のファーマーは英国王室。ふだんは特別な扱いを受けているがノブリス・オブリージ(高貴なる者の責務)という不文律があり、戦争や災害などの時は率先して解決にあたる伝統がある。学校は男子はパブリック・スクール、女子は20世紀初頭までは家庭で学習しダンスや作法を習っていた。

現在は貧富の差は縮小しているが、王室を頂点として、少数の貴族を含む上流階級とEducatedと呼ばれる高等教育を受けた知的職業の人たち、その他大勢の一般勤労者(ワーキング・クラス)が存在。違いは言葉づかいにも現れ、上流対下流では、トイレ(loo対toilet)鏡(looking-glass対mirror)ジャム(jam対preserve)などとあります。貴族は原則長男に世襲され(なんと次男は俗にspare予備と呼ばれる)、次男三男が家を出て学者や実業家などになりそれが18,9世紀のイギリスの繁栄に貢献したとする見方もあるとしています。

クリスティの父は遺産を受け継いだアメリカ人事業家で投資の利息で暮らしていたようでマープルは祖母がモデルとも言われています。となるとマープルは貴族ではなさそうですが、相続財産があったという設定なのでしょうか?

女性のファッションなどにはほとんど触れられていないので、この本などに出ているかも。
図説 英国貴族の令嬢 (ふくろうの本) -
図説 英国貴族の令嬢 (ふくろうの本) -


使用人の筆頭といえば「執事」 ダウントン・アビーでは使用人間の諸々も描かれていますが、執事といって思い浮かぶのは「日の名残り」。ダウントン・アビーも今放映中のは第一次大戦が終わった時期ですが、日の名残りも1956年の時点で、お屋敷に仕えた1920年代から30年代にかけてを回想するというもの。作者のカズオ・イシグロは長崎生まれのイギリス育ちですが、この描写はどう取材したのでしょうか。
日の名残り コレクターズ・エディション [DVD] -
日の名残り コレクターズ・エディション [DVD] -
アンソニー・ホプキンスとエマ・トンプソン、静かに格調高く、しかし緊張感をもって物語は進みます。
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2015年02月23日

火曜クラブ(クリスティ)

火曜クラブ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) -
火曜クラブ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) -

BSのマープルにはまりこの短編集を読んでみた。マープルほか小説家で甥のレイモンド、女流画家、前警視総監、牧師、弁護士の6人がマープル宅に集まり自身の知っている事件を話し、それぞれが犯人を推理するというもの。1人1話で後半はメンバーが前警視総監、大佐夫妻、女優、セント・ミード・村の医者になっている。テレビではあまり目につかないのだが、マープルはセント・ミード村に住んでいてその村の出来事にひきつけて各人の語る事件の犯人を言い当てるのである。この短編を読んだことでよけいドラマがおもしろくなった。おいそれと年をとっているわけではない、身の回りの出来事に人生の機微があり、様々な人間の悲哀をその目の奥にためこんでいる、といったところがとてもおもしろいのだ。これは自分でも年をとったせいかもしれない。

ドラマの面白さは本と違って視覚的に舞台となるイギリスの村や屋敷や調度品、そして特に女性のファッションが目の当たりに示されるところだ。これはホームズのドラマも同じだ。で特にこの短編では、発表が1932年ということなのだが、物語の設定も同時代か。マープルはいわゆる上流階級に属している。「気の利かないメイド」「私たちの社会階層」などという言葉がよく出てくる。そこで「コンパニオン」という言葉が出てきた。これはここで初めて知った。どうも女主人の話し相手らしい。で調べて見ると「レディ・コンパニオン」といって「上流または富裕な女性に雇われ、そのお相手をする生まれ育ちの良い女性のこと。」らしい。

また、遺産相続の話も出てきて、遺産を相続できる相手と結婚できるか否かが事件のカギになっていたりもする。おりしもピケティ氏が「ゴリオ爺さん」で遺産のある相手との結婚で、資産と所得の歴史的見解を述べているが、この小説でも目の当たりにしたというわけだ。ゴリオ爺さん、読んでませんが爺さんの舞台は1819年のパリだそうで、この1930年のイギリスはまだ遺産があったということですか。なにかイギリス社会、特に階層社会に興味が湧いてきました。

アガサ・クリスティーのミス・マープル DVD-BOX 1 -
アガサ・クリスティーのミス・マープル DVD-BOX 1 -  今TVでやってるのはこのジェラルディン・マクイーワン。残念なことにこの1月にお亡くなりになったそうだ。

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2015年01月25日

インドクリスタル(篠田節子)

インドクリスタル -
インドクリスタル -  2014.12.30

惑星探査用の高性能水晶振動子を作るため、精度の高い水晶の原石を求めてインドのある村にやってきた、山梨の小さな水晶デバイスメーカー社長の藤岡。その村はインドでも先住民族の住む村で、水晶を得るため藤岡は地主、NGO、宝石商、インド人経営者、先住民、などインド社会の様々な階層の人たちと接触するが、インドの複雑な民族の歴史としたたかな現状に翻弄されていく。

著者デビュー25周年記念出版とあるが、県庁所在地の書店にはあったが悲しいかな地方小都市の我が市には無かった。。篠田氏のインタビューなどによればインドの鉱物とその周辺に住む多くの部族に興味があり、その部族の話を書きたかったと言っている。「小説ではなく大説」で、日常身の回りのことを書く小説ではなく、大説、世界にはこのようなこともある、ということに思いを馳せてほしいと言っている。今までにも「ゴサインタン」「弥勒」などネパールあたりが関係するものがあったが、その系譜か。

不思議な能力を持つ部族の少女ロサと、一筋縄ではいかないインドの民、そこで必死に己の仕事をまっとうせんとする藤岡。暑くて湿気があるのでは?と想像するインドの熱気が伝わってくる。国は違っても人間個人は分かりあえる、とはよく言われるが、ここではやはり国情の違いは大きな岩である、と感じる。

角川書店の宣伝ページ インタビュー動画あり

毎日新聞 思考と文化14 インドクリスタルの舞台について 2012.5.1

産経新聞 記事 構想10年 2015.1.19

ダ・ビンチ 新刊著者インタビュー 2015.1.6

東京新聞 土曜訪問 2014.12.13

週刊ポスト 著者に訊け 2015.1.16-23号

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2014年12月30日

ロング・グッドバイ(レイモンド・チャンドラー)

ロング・グッドバイ (ハヤカワ・ミステリ文庫 チ 1-11) -
ロング・グッドバイ (ハヤカワ・ミステリ文庫 チ 1-11) -  村上春樹訳

BSのドラマを見て面白かったので、ドラマ2回目あたりで読んだ。ドラマでは浅野忠信演じる探偵と、綾野剛演じる男、二人の友情を頑なにまっとうせんとする二人の不器用な男はあくまでかっこよく、そして小雪はあくまでミステリアスに、このハードボイルドといわれる世界をどっぷり描いていた。

かたや原作の小説。ドラマとはいささか登場人物の印象はちがう。綾野演じたマーロウも小雪演じる妻のシルヴィアもえっ、そうだったの、とかっこよさは無い。マーロウだけは浅野の演じた探偵とタイプはいささか異なるが、ひとり私立の探偵業で生活の糧を得ている己の信念に基づく生活スタイルを貫く渋い男、であった。

また、英語の文体というのは、こうも物事を描くのに修飾、いや日本語とは発想がちがうんだな、というのを感じる世界が広がっていた。解説で村上春樹が「グレイト・ギャツッビー」との相似として、テリー・レノックスがギャツッビー、マーロウは語り手のニック・キャラウェイだと書いているが、それ以上に、ギャツビーと似た言い回し、文体を感じた。別な言い方をすれば回りくどい。ただ英語の小説がみんなそうかというと、つい最近読んだクリスティはそうでもないから、やはりチャンドラーの世界なのだろう。で、その長々とした文体がこの小説の魅力となり、探偵マーロウと渾然一体の世界を作っている。まあかっこいいセリフをマーロウに話させている。小道具はギムレットですね。p33、586、588

BS「ロング・グッドバイ」

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ルーティーン(篠田節子)

ルーティーン: 篠田節子SF短篇ベスト (ハヤカワ文庫JA) -
ルーティーン: 篠田節子SF短篇ベスト (ハヤカワ文庫JA) -  2013.12.25
10の短編が収められている。「子羊」「世紀頭の病」「コヨーテは月に落ちる」「緋の襦袢」「恨み祓い師」「ソリスト」はすでに単行本等に収録済み。「沼うつぼ」「まれびとの季節」「人格再編」が雑誌に発表のものがここに収められ、標題の「ルーティーン」は書きおろし。

「ルーティーン」は団地に妻と子供二人がいるサラリーマンの話。ある日の帰宅途中、夢遊病のように家の前を通り過ぎる。以後名前を無くして1人で工場労働者として20年。でまたある日フラッシュがたかれるように元の団地の扉を開けると、何事もなかったかのように「おかえり」と迎えられる。「父帰る」ではなく、自分は失踪しているのに、別の自分がいる生活があった。人生も中盤を過ぎると、振り返った年月は夢かうつつかわからなくなる。そんな感慨がやけにリアルに迫ってくる。
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2014年12月29日

春にして君を離れ(アガサ・クリスティ)

春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) -
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) -

ミス・マープルをBSでみて、なぜかはまってしまう。でクリスティを何か読んでみたくなり、マープルの原作ではなく何か別の、と思いちょっと検索してみると探偵ものではないというこれが出てきた。で近くの本屋に行くと偶然にも?あった。

初版は1944年。舞台設定は1930年のようだ。いやはやなんとも、解説で栗本薫が「哀しくて恐ろしい」と書いているがまさしく。一昨日読み終えているが、大掃除と餅つきをしながら、この本のシチュエーション、主人公の主婦ジョーンを自分にあてはめてしまう。

イギリスの片田舎の主婦ジェーン。48歳で子供3人はすでに独立。バグダッド近郊にいる娘への見舞いの帰路、列車の遅延で宿に連泊する間にこれまでの親子関係、夫婦の関係に疑問を抱き始める、というもの。一言でいってしまうと、自分中心に関係を見てる、一人がてんのおめでたい人だった、実は。といっては元も子もないか、でも、1944年に書かれたこれが、70年後の2014年の、日本の58歳の自分にじわーと沁みてくる。

農業をやりたかった夫を、家業の弁護士へと就かせ、子供たちは完全にはジェーンの進む方向には行かなかったがまあ、結婚して落ち着いたし、と満足していた。一人宿で思い返すうち疑問を抱くのだが、とどめは最後の夫の言葉である。「どうか、きみがそれに気づかずにすむように」 なんと恐ろしいことであろうか。しかしまた、自分をジェーンの子供にあてはめてみると、自分の母はまさにジェーンそのものだ。夫の言葉をそのまま母に言うだろう。栗本薫言うところの機能不全家族だったのか。ジェーンの娘も手紙で父に「どうかお母様には何も言わないで」といっている。自分も同じように面倒くさいことは母親には何も言わない。知らぬまま逝かせたい。クリスティはそういう意味で、帰りの車中では、己の自己満足に気づいたジェーンを、最後の最後で元のもくあみに戻したのか。

クリスティ54歳の時の刊行である。クリスティは学生時代に短編集5冊を続けて読んだきり。短編だと、事件のための事件みたいなとこもあった気がするが、この人間洞察には恐れ入る。しかしさすがイギリス、植民地支配の影響やすごい、カイロ、バグダッド、トルコの宿の従業員はインド人。帰りはヨーロッパ横断の列車の旅である。

シェイクスピアのソネット98番 春にして君を離れ 「壺齊閑話」さんのBlogに原詩と訳が載っていました。
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黄河源流 星宿海メモ

BSで「星の生まれる海へ〜中国・黄河源流への旅〜」を見たのだが、後篇、つい数時間前ですね、かんじんの最後のところで眠ってしまった。というわけでその「星海宿」がどんなところなのか分からずじまい。・・なんというか、番組のつくりとしてはう〜んちょっと退屈? 昔「大黄河」という番組を見た時は源流の場面では最果てのところの臨場感があった気もするが。。 最近の番組の傾向として、直前に放送していた百名山を踏破する人を主眼にその道程を映す、というのを見慣れているせいか。

ともあれ検索してたら、おなじ星宿海へマウンテンバイクで行った安東浩正さんのページをみつけました。
「遥かなる黄河源流行」 星宿海のさらに先にも麻多村という遊牧民の村落があるようだ。

この方は、以前にも同じチベット地区にやはりマウンテンバイクで行っていて、
チベットの白き道―冬期チベット高原単独自転車横断6500キロ -
チベットの白き道―冬期チベット高原単独自転車横断6500キロ - 1999.3 こんな本を出していました。

この黄河源流を扱った小説で井上靖の「崑崙の玉 」 というのがあるようです。安東さんはこの小説を読み源流への思いを馳せたとありました。

グーグルマップで安東さんの行った麻多村を見つけました。 安東さんのページによると、その麻多村の村長さんの話で、源流の泉はさらに70キロの奥、ヤクの頭蓋が置かれているという。 さて、番組ではどうだったのか。

安東さんのHP「ヒマラヤン サイクリスト」

☆なんと家人が録画をしてくれていました。1/1視聴。TVは星宿海に行きついた所で終わっていました。小泉さんの論文のとおり、湖の回りは硬く、ロケ隊も車で通り、ほとりに2組の遊牧民のテントがありました。羊が大小の湖の間を草を食んで歩きまわっていました。学齢前の子供二人でしたが、学齢期になると遠く黄河のほとりの小学校へ寄宿するそうです。ヤクのバター、麦の粉、ミルクティーを入れて、指で練って食べていました。水は湖からとり、湖で水浴びするとかはせず、あくまで聖なる水としてきれいに保っている。夜の映像もあり、湖に星を映した映像を流してくれました。

その他の記事
黄河源流地図 いくつか説があるようです。 (朝日新聞グローブ)2009.7月? 朝日新聞編集委員加藤千洋氏の取材。テレビ朝日報道ステーションで放映されたようです。

黄河源流域の三種類の池沼群(小泉武栄)(地学雑誌98-1、1989) 星宿海は尾瀬沼のようなズブズブと足がハマってしまう高層湿原ではなく、その回りをジープで走れたとあります。雨季の黄河の水が窪みにたまったものとしています。さらにもっと源流域にも池沼群があったとあります。

夢幻旅行 各地の花を紹介しているblog 2013.7に「アムネチマンと黄河源流の花」と題する旅行記。参考文献が豊富。

メモ
遥かなる河源に立つ (NHK大黄河) -
遥かなる河源に立つ (NHK大黄河) - 1986 NHKの取材 「大黄河」として放送
1985 読売新聞社「黄河源流を探る」 小泉氏が参加した探検隊の記録本。
黄河源流からロプ湖へ (西域探検紀行選集) -
黄河源流からロプ湖へ (西域探検紀行選集) -
ロシアの探検家ブルジュワルスキーによる1876,1883の2回の探検記録を収録。
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2014年12月24日

田舎でロックンロール(奥田英朗)

田舎でロックンロール -
田舎でロックンロール -  2014.10.30

1972年〜1977年までの、奥田氏中1から高校3年までの洋楽ロック青春記。
奥田氏がロック好きなのは小説のはしばしからこぼれていたが、この本でその履歴が明かされる。
同じようなものにイラストレーター牧野良幸氏の「僕の音盤青春記1971-1976」がある。牧野氏は愛知県岡崎市。奥田氏は岐阜県各務原市。牧野氏のも中学から高校にかけてのもので、70年代に、田舎で、中高時代に洋楽に目覚めのめり込んでゆく、という図が描かれている。同じ時期、同じような田舎で、ラジオから、何か今まで聴いてきた日本の音楽とは違う、聴いたことの無い、ワクワクする音とで出会う、このワクワク感、初めて経験する、というこれが青春だろう。

奥田氏は、中一になり小遣いでラジオを買う。最初は南沙織や天地真理などの歌謡曲、そしてフォークに移り、AMラジオにリクエスト葉書を出す。半年もすると外国のポップスに心をとらえられ始める。「木枯らしの少女」「愛するハーモニー」「気になる女の子」・・(ああ、なつかしいですねえ。深夜の暗闇のラジオからの音) これら外国の音楽に惹かれた理由を「なぜかしらん、自分でもよくわからん。西洋に対するあこがれがあったのか。」「外国のポップスを聴くと、日本の音楽はどれもみすぼらしく感じ、もう歌謡曲にもフォークにも戻れなくなった」とある。英語に関しては「ボイス、楽器として聴いている」と。ここがまったく同じだ。

日本語の歌が好きな人にはよく、意味もわからないのに、といわれるが洋楽に夢中になるタイプは、英語、歌詞の部分は楽器として聴いているのである。ここのところが、邦楽派か洋楽派かへの分かれ目ではないか。

当時外タレ(古語ですか)は東京にしかこないものと思っていたが、名古屋にはけっこう行ってたんですね。氏は高校時代にクイーンとかサンタナを名古屋で観ている。
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