2017年06月17日

函館に行ってきました2摩周丸・教会

函館9摩周丸外観 2日目はまず青函連絡船の摩周丸を見学。デッキは海上高く雨上がりのせいかすべりそう。湾内に大型客船が寄港して外国人がたくさんいたがこのデッキ見て船旅は向かないかもと思う。

函館7摩周丸制服 乗務員制服

函館8摩周丸船室 運転室。かつて乗船していたであろう方が制服で控えていた。青函連絡船というとやはり遭難事故。洞爺丸1隻かと思っていたがほかに4隻も同時に沈没していた。しかも湾内に錨を下ろし避泊していての沈没だったのだ。水上勉の飢餓海峡の印象が強い。当時の新聞や天気図など詳細な資料があった。

また路面電車に乗り教会群を見学
函館11函館聖ヨハネ教会 屋根が印象的な聖ヨハネ教会

函館12函館ハリストス正教会 函館ハリストス正教会。 神田のニコライ堂のあのニコライ神父がここ函館を拠点として日本正教会を創設した。ここには日本人女性・山下りんの手によるイコン画が掲げてあった。

山下りん―明治を生きたイコン画家 (ミュージアム新書) -
山下りん―明治を生きたイコン画家 (ミュージアム新書) -  北海道立近代美術館刊
TV「美の巨人たち」にも取り上げられた。

また、レストラン五島軒の初代料理長、五島英吉は五島列島五島藩の武士だったが戊辰戦争で敗れ、ここハリストス正教会に匿われ、10年間ロシア料理を学んだ。教会を見終わり歩いていたら偶然五島軒本店の前を通りちょうどお昼でカレーを食べた。 →五島軒HP

函館10カトリック元町教会 カトリック元町教会 
3つの教会どれも絵入りの土足厳禁の看板があるのだが外国人には目にとまらない。

函館13八幡坂 八幡坂 「ロシア極東連邦総合大学函館校」の生徒募集看板が。本校はウラジオストクにある1899創設のロシア国立大学。

函館西高校 函館西高等学校
教会群を見終わり八幡坂の向かいに「函館西高等学校」の看板が。坂道を上がった先が校舎。これは朝遅刻しそうになると大変。確か摩周丸に辻仁成の「函館物語」が置いてあり、もしかすると出身校かと思い調べてみると果たしてそうでした。家に帰りさっそく読んでみました。

函館15旧函館区公開堂 旧函館公会堂
ほかに旧イギリス領事館をみて

函館16れんが倉庫 れんが倉庫を回り岐路につきました。
ラベル:北海道
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函館に行ってきました1函館山・五稜郭

北海道新幹線に乗ってみたい、ということで4月25,26日と函館に行ってきました。一泊ではありましたが、函館山ロープウェイ、五稜郭、青函連絡船摩周丸、元町教会群、倉庫群、と密度の濃い2日間でした。
新幹線は八戸までは乗ったことがあったのですが、トンネルを出ると、おおこれが北海道かとまだ寒々とした北の大地をこの目で確認しました。
函館1市電 朝1の新幹線で新函館北斗で、はこだてライナーに乗り換え函館駅着が11時半頃、駅脇のどんぶり横丁で海鮮丼を食べ市電に乗って函館山へ

函館2戦前の建物 十字街で降り函館市地域交流まちづくりセンター脇の南部坂を上りロープウェー乗り場へ。古そうな建物ですが大正12年築の丸井今井呉服店でした。昭和9年の大火で焼失し再建され、昭和44年に五稜郭に移るまで百貨店として使用。その後函館市役所分庁舎分として平成14年まで使用。
旧丸井今井呉服店建物説明

函館3元町 教会とお寺が仲良く共存してる。

函館4函館山から ロープウェーで展望台から見下ろすと、函館市街がよく見えました。が、みるみるうちに曇って行き、なんとこの後20分位後に五稜郭に行く時には雨になりました。天気予報通りではあったのですが、夜、夜景を見に来ると坂の途中でなんとか街の明かりは見えましたが上の展望ハウスは霧と強風。わずか334mの山なのに山の天気の激しさを実感しました。

函館5函館港 港や船をみると心躍ります。

函館6五稜郭 また市電に乗り五稜郭へ。桜には一週間早かった。復元した函館奉行所も見学し湯田川温泉の宿へ。
函館奉行所HP
ラベル:北海道 函館
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2017年06月11日

ミュシャ展

IMG_1474[1].JPG 国立新美術館2017.3.8~6.5

スラブ叙事詩を見たくて行ってきました。ミュシャといえばアールヌーボーのポスターのイメージですが、この自国チェコの民族の興隆と誇りを謳った20枚の文字通りの大作が会場いっぱいに、天井高く繰り広げられていました。なんといっても大きさにまず圧倒されます。そしてチラシにも使われているまず第1番目の、こちらを見据える女性と、天にそびえる司祭、薄いブルーがまさに民族の夜明け、しかも異民族におびえるところから始まる、悲しいと表現していいのか、大陸の中の一隅の自国を思わせます。

全20枚、圧倒され通しですが、チェコの歴史、宗教の知識が無く、十分には絵を理解できませんでしたが、あの空間と、各絵の中の人物たちからはこちらを射抜く眼光を感じ、ミュシャの並々ならぬチェコ、民族への思いが感じられました。

国立新美術館 ミュシャ展サイト 「作品紹介」をクリックすると20枚の絵と説明がある。

ミュシャ展 -
ミュシャ展 -  詳細な図録

ミュシャのすべて (角川新書) -
ミュシャのすべて (角川新書) -  新書版で値段も手ごろだが、スラブ叙事詩の全解説がある。

アルフォンス・ミュシャの世界 -2つのおとぎの国への旅- -
アルフォンス・ミュャの世界 -2つのおとぎの国への旅- -  2016.8 海野弘著
副題にもあるようにアール・ヌーボーとスラヴ叙事詩とともにミュシャの生涯も解説。アールヌーボー美術に造詣の深い海野弘著。

物語チェコの歴史―森と高原と古城の国 (中公新書) -
物語チェコの歴史―森と高原と古城の国 (中公新書) -  チェコの歴史をきちんと知りたい時に。

図説 チェコとスロヴァキア (ふくろうの本) -
図説 チェコとスロヴァキア (ふくろうの本) -  ビジュアルにつかみたい時に。

IMG_1476[1].JPG 同時開催の草間彌生展にちなみ樹木もお化粧
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2017年06月10日

ベルギー奇想の系譜展(宇都宮美術館)

ベルギー奇想の系譜展~ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで
IMG_1465[1].JPG

4月2日に行ってきました。ベルギー、フランドル地方で写実の伝統の上に発展した幻想的な絵画を紹介。
15,6世紀のフランドル絵画から現代アートまで約120点の展示があり、およそ500年にわたる「奇想」の系譜をお楽しみ下さい、とありました。このポスターにもなっているのがやはり目玉かな。ボス工房作となっていますが、細々した登場人物をいくつか切り取って動くようにしてありました。見過ごしてしまいがちな細部もよく分かりこの仕掛けはとてもよかったです。

展示は時代順なっていて現代のところはポール・デルボーとともにマグリットの「大家族」が。マグリットってベルギー人だったのですよね。ああ、20年前年に買ってよかったじゃないですか。宇都宮美術館開館の際、高価な買い物として批判もされたこの「大家族」。それが開館20周年記念展につながったのですね。

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宇都宮美術館(2017.3.19~5.7) ベルギー奇想の系譜展公式サイト
兵庫県立美術館(2017.5.20~7.9)
Bunkamuraザ・ミュージアム(2017.7.15~9.24)

IMG_1470[1].JPG ベルギーワッフルと大家族皿を購入
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2017年05月30日

小林カツ代伝(中原一歩著)

私が死んでもレシピは残る 小林カツ代伝 -
私が死んでもレシピは残る 小林カツ代伝 -  2017.1

副題の通り、「ステーキ丼」や簡単ホワイトソースの作り方など、私の中で今もレシピが生きている小林カツ代さん。亡くなって早3年半近く。カツ代氏が笑顔でこちらを向く表紙を見て、ああ、伝記が書かれたのかと感慨深かったが、著者は男性。はて日常的に家庭料理を作ってなさそうな人が書いたカツ代氏の伝記で果たしてカツ代氏の業績が伝わるのかな?と思ったが、カツ代さんとは亡くなるまで15年あまり親交があり、ほぼ毎日のようにメールのやりとりがあり、それが決まって午前零時過ぎで、くも膜下出血で倒れる前日のメールは「焼きそばに生卵をつけて食べるとこれ絶品」だったそうだ。

料理の鉄人出演時の舞台裏が冒頭にあり、「主婦」と紹介される台本をめぐって、それを削った時のカツ代氏のホットな言動が紹介される。一体にカツ代氏は瞬間湯沸かし器と言われ、腑に落ちない場合は耳を真っ赤にして徹底抗戦したというが、相手の言い分もきちんときいており、納得すれば落とし所を見つけケロリと仲直りしたという。「主婦の延長線上の小林ではなく、料理研究家・小林」であるというのが氏の矜持であった。ここで主婦論争を出すとややこしくなるが、TV番組での料理紹介、料理本の出版と、その裏には並々ならぬ研究と探索と思考があり、そしてなにより”思想”があったとこの本を読んで思った。

この鉄人の章のあとに、「小林カツ代の家庭料理とは何か」の章があり、”家庭料理の場合、作り手も食べ手である”のがレストランのプロとの違い、また小林氏の家庭料理の三つの約束事、「おいしくて、早くて、安い」「特別な材料は使わない」「食卓にはユーモアがないといけない」が紹介されている。

この二つの章のあとに、大阪で商家の三女としての生い立ち、疎開、結婚生活、そして料理研究家として世に出るいきさつ、そして料理研究家としての活躍の数々が書かれている。

結婚して初めて作った味噌汁のあまりのまずさに大阪の母親に電話で作り方を教わった話、大阪のTVのお昼のワイドショーに「芸能人の話題ばかりでなく楽しく料理を作るコーナーでも作ったらどうか」という葉書を出し、それならあなたが作って下さい、というディレクターに応え「庶民のシューマイ」と名づけたものを作った話、夫の東京への転勤に伴いデザイン学校に通うが学校が閉鎖してしまいその顛末を書いた「ミセス漫画学校へ行く」を出版しそれがNHKの銀河ドラマ「てんてこまい」に樫山文江主演でドラマ化された話、などの初期のエピソード。

続いて料理家としての自宅キッチンでの撮影やTV出演、また二人の子供たち、また夫との関係なども取材に基づき書かれている。ミスターと呼ばれる夫は、大阪での最初のTV出演はもちろん、カツ代氏の活動には常に後押しをしていたという。が最後には離婚に至ってしまった。そこら辺の二人の真意はわからないが著者は出版直前にミスターと会うことができ「カツ代ほど変化した女性はいなかった。次は何をしでかしてくれるのか、不安がなかったら嘘になりますが、その彼女の挑戦を応援することは私の喜びでもありました。」と言っている。

読み終えると昭和から平成を全速力で駆け抜けたバイタリティあふれる1個の人間の生きざまが伝わってきた。

関連本「小林カツ代と栗原はるみ」 拙ブログ2016.7.9
「小林カツ代さん」
 拙ブログ2014.1.28



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2017年05月21日

谷中散策

かねてから行ってみたかった谷根千界隈。2月、谷中墓地と谷中銀座に行ってきました。
徳川慶喜墓IMG_4357.jpg 徳川慶喜墓。

日暮里駅で降りてまっすぐ谷中銀座に行こうと思ったのですが、ふと見ると谷中墓地の看板。道から階段を上がっていくようになっていて見晴らしがいいかも、なんて思って行ってみると、どーんとでかい墓地が広がっていたのでした。川上音二郎など教科書にも載る有名人から、明治期の功なり名とげた偉い軍人や学者の墓が、功績を称える畳1枚は優にあろう石碑とともに、○○君之墓と個人名の墓がいくつもあり、また家単位の墓も代々丁寧に守られており、東京は家意識は薄いのかと思っていたら、かえってその墓の守り様からは並々ならぬ「家」を意識させられました。

谷中墓地図IMG_4361.jpg 谷中墓地図

さて、谷中銀座。
谷中1IMG_4367.jpg 昔ながらのせんべい。この丸いガラスの入れ物、昔家の近所のお菓子やにこういうのがありましたが、無くなってしまいました。

谷中2IMG_4384.jpg ご当地ソング死ぬまでだまして/夕焼けだんだん - 紀藤ヒロシ

谷中3IMG_4390.jpg 「和栗や」でモンブラン。これがとてもおいしい。茨城県笠間市の栗を使用。

「谷中ぎんざ」谷中銀座商店街振興組合HP

水月ホテルIMG_4404.jpg お昼は上野に行き「水月ホテル」で昼食。

水月ホテル昼IMG_4407.jpg 舞姫弁当を注文

森鴎外旧居1IMG_4408.jpg 森鴎外居宅。ちょうど使用中で中は見られませんでした。

森鴎外旧居2IMG_4409.jpg 

父の帽子 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ) -
父の帽子 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ) -  娘・森茉莉の「父の帽子」この家が舞台でいいのかな。

森鴎外と水月ホテル鴎外荘HP
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浜離宮&マリーアントワネット展

1月末に浜離宮とマリーアントワネット展に行ってきました。
浜離宮1 ビルと高速道路と工事中の看板をぬってやっとたどり着いた。背面には高層ビル群が。
浜離宮2 中島の御茶屋。ここで抹茶を頂きました。

浜離宮3鴨場 鴨猟

浜離宮4鴨場 この小屋に入り、オトリのアヒルにつられ鴨が来るのを見はる。

浜離宮鴨場図
 鴨猟の手順。おもしろいことを考えるものだと妙に感心してしまいました。

浜離宮5 お昼はカレッタ汐留46階「響」で。離宮が見渡せる。

浜離宮6築地市場 左に目をやると、かの築地市場が。

浜離宮のHP



マリーアントワネット展

浜離宮のあとは「マリー・アントワネット展」をみました。アントワネットの部屋が再現されていて、これをみたかった! ルブランの書いた肖像画を中心に彼女の生涯が分かるように展示されとても濃い内容でした。マリー・アントワネットというとベルバラを思い浮かべる人も多いと思いますが、私は小学生の時に読んだツバイク原作を大庭さちこ氏が子ども用に翻訳した「悲しみの王妃」というのが印象深い。でも「革命」の意味がよくわからなかった。牢屋に入って髪が白くなった挿絵が印象に残っている。

マリー・アントワネット 上 (角川文庫) -
マリー・アントワネット 上 (角川文庫) -  
なんときちんとしたツバイクの「マリー・アントワネット 上・下」が2007年に中野京子氏の訳で出ていた!しかも文庫だ。

マリー・アントワネット展 森アーツセンターギャラリー 2016.10.25-2017.2.26







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