2006年08月18日

真珠の耳飾の少女

真珠の耳飾りの少女
真珠の耳飾りの少女 通常版

BSで。どの画面を切り取っても絵になってしまうようでした。
17世紀のオランダの風景と群像の中に画家や使用人、街が息づいていました。
ああ、フェルメールさんいろいろ苦労が多かったんだねえ。。
家をとりしきる姑がすごい。ムコ殿はいろいろ苦労が・・それにもめげず絵にまい進するフェルメール。
可憐な少女と肉やの少年。妻、料理女、パトロン、晩餐会の食事、女性の衣装、どれも画面に見入ってしまいました。

静かな映画ですが息子が画面を止めただけあってあの可憐な少女は魅力的でした。

フェルメール~映画では旧家に婿入りしたのかと思ってましたが調べたらそうではないようです。妻の母の家に同居していたようです。「またできたみたいだよ」と料理女にあきられてましたがなんと夭折した子も含め15人も子供がいたそうです。オランダ政府観光局HPより

主役のスカーレット・ヨハンソン 最近では「マッチポイント」という映画に出ています。みちがえるような大人の雰囲気。「ゴースト・ワールド」や「アイランド」にも出ていた。

フェルメール役のコリン・ファースもなかなかよかった

「真珠の耳飾の少女」映画HP

真珠の耳飾りの少女 原作本


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2006年08月05日

息子(BSで)

息子
息子
 監督:山田洋次 永瀬正俊 和久井映美 1991

おもしろい番組が無くてしょうがなく?BSにしたら。田舎の炉辺を囲む大家族。兄弟が親の所に帰ってきて集っているようだ。兄は東京に帰るらしくきれいに着飾った妻がよそよそしくあいさつしている。残された弟は部屋でふてくされているがそれが魅力的だった。新聞をみると永瀬正俊。こんな顔だったかな?と思う位すごく若くて素直な感じ。永瀬正俊というとちょっとエキセントリックなイメージがあったのだが、画面のその若者から目を離せなくなって最後までみてしまった。

観ていると妻に先立たれた男親は出稼ぎで子供を育てたらしい。女性の洋服が怒り肩でビッグ。眉も太く80年代半ばが舞台なのかなと思ってみていたらあとで調べたら91年の作だった。

その若者は頭の良い兄に比べ東京に出てはみたものの、アルバイト暮らし。永瀬正俊演じる若者が鉄工所の運搬で働き、出入りの工場の耳の不自由な娘と心を通わす様が軸になってる。その娘が和久井恵美なのだがこれまた誰?というくらい初々しい。

鉄工所が「・・尾久 支店」とありオレンジに緑の今はなつかしい電車が走っている。尾久は上野と赤羽の中間にある駅で東北方面から東京に行く人にはなじみのある駅(おりたことはないけど)そんなのも親しみがあった。

出演もいかりや長介とか田中邦衛とか奈良岡朋子とか大物が脇役でオヤと思う役で出ていておもしろい。山田洋次は「善」というイメージがあり名前だけで敬遠してしまうのだが、これはやはり「善」の映画だが永瀬正俊のせいかチョーさんのせいか観終わってなごんでしまった。

山田洋次オリジナルかと思いきや、原作が椎名誠の
ハマボウフウの花や風だった。この中の『倉庫作業員』がそうらしい。

キネ旬DB

尾久
 映画では工場脇の道路のすぐ向こうに電車が走ってた。この地図の線路に沿った道沿いなのかなどと想像してしまう。
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2006年06月23日

かもめ食堂

チラシを見ておもしろそうかもと思い見て来ました。
フィンランドで日本食堂を経営する主人公のもとに、わけありげな女性二人が集ってきて。。

もたいまさこが出てくるまではたいくつでした。
小林聡美演じる主人公の日本食堂のショウウインドウに訳ありげなノルウェイ夫人とともに、ぬっと現れたもたいまさこの顔と体がでてきたとたん、観客からどっと笑いの声。ちなみに観客は30人くらいで皆女性でした。

三丁目の夕日のタバコ屋のおばさんもすごい存在感でしたが、ここでも光ってました。昭和20年代生まれの平均的日本女性を体現している、胴長短足5頭身の体全体から光が発してました。また顔の表情もよいです。でもめがねをはずした素顔はきっと素敵なんではないかと思いました。ノルェイの洋服も似合ってました。

彼女が出てなかったら眠ってたかも。
主人公の自宅の趣味のよいノルウェイ風家具がなにか不自然。
レディスデイ1000円でよかった。。

映画HP

かもめ食堂
かもめ食堂
 群ようこの原作
フィンランド、女性三人というモチーフが与えられそれを基に書いたそうです。

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2006年06月05日

ダ・ヴィンチコード(映画)

見てきました。
ああ、トム・ハンクスが年とってたのがショックだった。まさか役作りのためにあごに肉つけたわけじゃないんだろうなあ。
原作の方がおもしろい。ハラハラドキドキ感は原作にかなわない。ルーブルの夜はもっと暗いのを想像してた。活字のもつ力を改めて実感した映画だった。

といって映画がつまんないわけではない。それなりに楽しめました。(でも途中一瞬眠ってしまった) 原作を読まずに見た夫はおもしろかったらしく今原作を読んでる。シラスがなかなかよかったのでは。

映画HP
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2006年04月02日

ペインテッド・ハウス(TVで)

ペインテッド・ハウス
ペインテッド・ハウス
 2003 ジョン・グリシャム

日曜の午後も2時を過ぎてこたつにはいってTVをみてたりすると、ああ、こんな風に貴重な休日が過ぎてしまうなどと淋しくなってくる。しかし思い切り悪くリモコンでバチバチやってたら映画のようなものをやっている。どうやら高校野球が雨で中止になって急遽放送されてるらしい。

画面は綿花畑、7,8才の男の子とお母さんらしき美しい夫人(農作業するのにもこぎれいなかっこうだった)、メキシコ人労働者、が綿花を摘んでいる。するとそこに竜巻がやってくるという場面だ。アメリカ、竜巻とくるとなぜか「名犬ラッシー」を思い出してしまうのだが、大きくなった少年の回想というナレーションで進むその話になぜかひきこまれてしまった。

なにせ途中からなのでよくわからないのだが、地平線の見えるような綿花畑を祖父母、父母は経営していて(土地は借地らしい)メキシコ人労働者を使っているらしい。歩いていけるような所に隣家はない。たまにトラックで町に出かけ日用品を買ったり、お店でTVをみて、帰ってくると「TVを見てきたんだよ」と友達に自慢する。・・するとこれは1950年代あたりなのかな、と思いつつみる。家の様子とか町に車で出かけるところとか「マディソン郡の橋」をちょっと思い浮かべてしまった。美しい母は「もう農家はうんざり」ともらす。

メキシコ人の女性とカウボーイの逢瀬を盗み見したり、祖父と秘密の約束をしたり、ペンキの塗ってない自宅の壁に小遣いからペンキを買って塗るとか日常が描かれる。やがて大雨で水浸しになった綿花畑をあとに祖父母を残して少年たちは北の町へと出て行く。

前半も含めて原作も読んでみたくなったドラマだった。
エンドロールで原作ジョン・グリシャムと出たので調べてみたら、1952年が舞台らしい。グリシャムは1955年生まれらしいので自伝ともちがうらしいが、最後に出てきた祖母が帰りを夢見ている軍服姿の父の弟はすると朝鮮戦争に行っているのか? メキシコ人労働者とか南の農村地帯から北の町へ(TVではシカゴかい?という会話があった)工場労働者として出て行くとか、なんかおぼろげな知識があったがそれが描かれていた。アマゾンの本の解説をみるとアーカンソーが舞台とある。これはグリシャムの故郷でもあるがクリントンの故郷で確かクリントン夫人の自伝にも知事になって戻ったときアーカンソーはアメリカでも貧しい地域だと書いてあった。


アメリカでも農家は三世代同居なのだとか、アメリカでは家の壁にはペンキを塗るのが普通で塗ってないのは貧しいのかとかそういうことが新鮮だった。

これは映画ではなくてテレビ・ドラマなのかな。
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2006年03月22日

映画・県庁の星

映画「県庁の星」観てきました。

「ナルニア国」と「ホテル・ルワンダ」とどれにする?と聞いたら県庁というのでこれに決定。

原作も先が読める展開なのでどうかなーと思いましたが、原作よりおもしろいんじゃないでしょうか。小説には行間から作者の文体のくせみたいなのが漂ってきてそれを楽しむ、というのがあると思うのですがこの原作にはそれが無かった。展開も見え見えだし映画はどうなんだろと思ったのです。ですが織田裕二は背広が似合ってて”県庁さん”にはまってました。その対として描かれる途中でコネを使って研修から戻ってしまう役の佐々木蔵之介もよかったです。

スーパーでの研修担当は原作だと大学生の子供のいるバツイチの中年女性になっていてイメージとしては渡辺えりこなのですが、映画でちょっとロマンスもとなるとやっぱり若い人になるのはしょうがないのかな。柴崎コウをずっと浅野温子だと思ってみていて最後のエンドロールで初めて気づいた次第。観客がけっこう若いひとが多かったのが以外でした。小学生の低学年連れの家族もいたのですが、最後に子供がお母さんに「ねえ、あの最後の表情はなんだか納得いかないような顔だったよね」などと言っててストーリーの理解はともかく表情ってこんな小さい子でも分かるもんなんだなあと妙に関心してしまいました。

知事が女子アナから当選したという設定の酒井和歌子、これも画面のスパイスになっていました。議長の石坂浩二は最後までわからなかった。(顔が丸くなってたので)

スーパーの裏側はアルバイトした時のスタッフルームしか知らないのですが実情知ってる人がみたらどうなんでしょう。あんなに在庫のダンボールが乱雑なんでしょうか。在庫の箱は「グリコのビスコ」とかきっちり商品名が。。宣伝になるからいいのか。でも売れ残ってるよーっていう顔の箱なんだけど。。お役所仕事を知ってる人にはなかなかにおもしろいと思います。
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2006年01月22日

男たちの大和

映画みてきました。
夫婦50割引があってどちらかが該当すると1人千円になる。
二人でみるのもけっこう大変なのだ、これが。
私1人では絶対に見る気にはならない題名。しかし相手の好みにあわせるというのもけっこう視野を広げるものかも。思いがけず、割といいんじゃないでしょうか。
最近涙腺が緩んできてるのか。。

この「大和」ときくと反射的にプラモデルとか、少年まんがを思い浮かべてしまう。昭和40年代ころの少年サンデーとか少年マガジンには戦争ものの連載がけっこうあったように思う。ピアノ教室で順番を待ってる間に読んでたのだ。連載は読んだことなかったが、どうもプラモとその漫画の絵柄をみるとメカそのものに興味があるような作りで、戦争に使われてる、というのを忘れてるのでは?という感じがぬぐえず、あまりいい感じがしなかったのだ。

だがこれは原作がノンフィクション作家の辺見じゅんさんのものであるせいか、戦争の虚しさを、その凄惨な戦艦上での戦闘場面が伝えていた。
動かぬ陸のような大和に何十という敵機が空から攻撃する。ここでそのたくさんの飛行機を見て少し前の映画「インディペンデンス・デイ」の画面を思い浮かべてしまった。宇宙人の飛行機をやっつけたのは大統領の戦闘機だった。。 大和は動かない。まるで撃ってくれと言っているよう。

またまた配役の年齢で混乱してしまった。鈴木京香は戦争孤児で大和の生き残りの人に育ててもらった設定だ。場面は2005年と戦争の回想シーンで構成されてる。戦争孤児って身ごもってた時期を入れても少なくとも昭和21年生まれの人が最年少ではないのか。とすると2005年の現在では60才なのだ。鈴木京香は老けた役作りはしてないから実年齢どおり40才くらいにしかみえない。なのでアレ、戦争孤児の娘?それとも時代設定が大和が海底でみつかった1985年の話か?と混乱してしまった。

これは戦争孤児も今は定年の年齢なんだよ、という現実をきっちり見せたほうがよかったのではないか? 吉永小百合あたりがやった方が年齢からくる大和への時間的隔たりを肉体的に実感できたのではないか?

映画の配役って男役には年齢より高い人を配役したりするけど、女優は設定より若い人を配役しがちだナ。

小説男たちの大和
小説男たちの大和


映画公式サイト
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2005年12月19日

アイランド(DVD)

アイランド
アイランド


劇場で見逃したので、新作レンタルで見ました。
劇場でみた予告編で、未来社会で、ある所に”人間”が集められていて、抽選で選ばれると「楽園」である「アイランド」に行ける。しかし実は・・・というのを見ていました。そして主人公の男女二人が逃げ出すところまでが予告編。

なのでアイランド行きは怪しいというのは前情報でありました。
この手のSFは好きです。アイランドに行く”人”がたくさん眠ってる?場面など、「マトリックス」でやはり人間がたくさん管でつながれてる場面をちょっと思い浮かべました。
未来社会で、ある種の人間はある種の人間または機械の餌食になる、という設定ってけっこうあります。古くは「タイムマシン」でも地上人は地下人モーロックの餌食でした。

一番ドキっとした場面は出産場面。女性が出産すると近くで待ち構えていた夫婦に赤ん坊が引き渡される。やはり現在行われてる代理出産っていうのは理に反してるんじゃないかと思いました。あと臓器移植もそう感じました。自分が病気になって助かる手段がそれしかない、という状況になったら考えが変わってしまうのかもしれないけど。

あとスティーブ・ブシェミが出ていた。なんか似てると思ったらそうだった。それに主演はユアン・マクレガーだったのね。彼って百面相じゃないかな。

映画生活のアイランドのページ。マイケル・ベイ監督のインタビュー記事もあり
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2005年12月07日

エリザベスタウン

オーランド・ブルームが出ていて、紹介がおもしろそうだったので見に行きました。
・・・オーランドファンだから見られた?
でも相手役のキルステン・ダンストのえくぼがよかったです。足がすごくきれいだった。
あとはアメリカの葬儀のやりかたがほぉーと思った。日本でいうと通夜にあたるのがパーティ形式だった。これは「シックス・センス」でも似たような場面があったから一般的なのかな。
でも夫が死んだのに、それが夫が実家へ帰省中とはいえそこで葬儀をして妻と娘がすぐかけつけないとか、火葬にするのに参列者がいない、とか、あちらの文化事情が興味深い映画でした。

南部ではレイナード・スキナードはいまもって大きな存在なのか。あとkissのイラストの骨壷とかロック好きにはうふっとなる映画でした。

公式ページ

参考blog
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2005年11月29日

69(李 相日)

~69年、高校3年の青春な日々

69 sixty nine
69 sixty nine


出演:妻夫木聡 安藤政信 金井勇太

かなり昔に読んだ原作が頭にあるせいか、活字のイメージを求めてしまった。映画は別物なんだけど。といって原作で覚えてるのは校長室の机と確かダッフルコートを着てデートする浜辺。机に関してはソフトクリームを連想していたのだが・・ なんかテンポがなかったように思った。九州弁がおもしろい。
金井勇太くんがかわいい。ズッコケ三人組でデビューとか。するとハカセ役?
テレビに映ったタイガースのサリーが先生だし、当時は主人公の妹位であったろう原日出子がお母さんだもんね。

69(シクスティナイン)
69(シクスティナイン)
原作も映画の表紙になってしまった。1969年の高校生活が生き生きと垣間見られる点でもは歴史書。

2004/07/20 劇場
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2005年11月28日

アバウト・ア・ボーイ

~気ままな38才の独身男がふとしたことから母子家庭の少年とかかわることに・・

アバウト・ア・ボーイ
アバウト・ア・ボーイ


出演:ヒュー・グラント

ちょっと遊んではあきると女と別れる、という生活を繰り返したら38才。生活は親の印税で無職という男の物語。
シングルマザーとの交際めあてのはずが、少年と交流をもつはめに。
ちょっと独白の部分が見づらいかなと思ったが、ヒュー・グラントと少年のやりとりに気にならなくなった。監督は「ハイ・フェフィデリティ」と同じ。独白が好きなのか。
いいかげんで、ちょっと意地悪、なーに考えてんのよ、という男性の役がはまってる。
ちょっとみるとやな男なのだが、ヒュー・グラントがやると許せてしまう。
前に見た「おいしい生活」の役どころ(打算的な男)とも通じる役。

少年が母を喜ばすために、母の好きな「やさしく歌って」を校内ロックコンサートで歌うのは、日本で言ったら島倉千代子を歌う感じなのかな、などと思った。

BSでやってた「ヒュー・グラント自らを語る」でとってもおもしろい人だと思ったので見た。

よく調べたら原作はニック・ホーンビィという人の同名小説「アバウト・ア・ボーイ」で、「ハイ・フィデリティ」の作者でもあった。
1957年生まれで、教員・会社員生活のあと作家となったらしい。


2004/12/21 ビデオ
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2005年11月27日

モーターサイクル・ダイアリーズ(ウォルター・サレス)

~キューバ革命を指導した、チェ・ゲバラの若き日の南米の旅を描く

モーターサイクル・ダイアリーズ 通常版
モーターサイクル・ダイアリーズ 通常版


出演:ガエル・ガルシア・ベルナル

次の日平日はうそのように空いていた。アルゼンチンの医学生だったエルネスト(ゲバラ)は親友のアルベルトと彼のオートバイに乗ってアルゼンチン~チリ~ペルー と南米縦断の旅に出る。先住民などの置かれた現実を知り自分の中で何かが変わるのを感じる。というのを前知識で得ていたのでいつ現実にふれるのかと思いながら見ていた。

が、それは別にして南米の大地はこういう自然なんだ、とか各都市とか、マチュピチュなどがテレビの紀行番組やニュースとは違った新鮮な映像を楽しめた。
それになかなかできないああいう旅をしてる様を見るのは楽しい。
最後の病院でのセリフで「南米に住む我々は皆同じ混血・メヒコなんです」という言葉は本などで読むより、すっと入ってくる。
なにかと南米の音楽にのせてダンスをするパーティーが出てくる。生活に音楽があるんだなあと感心する。ゲバラの本でも読んでみようか、という気になった。

なんと! 主演のガエル君は「アモーレス・ペロス」の弟役で出ていたのだ。少し逞しくなったか。

公式サイト

2004/11/17  恵比寿ガーデンシネマ
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2005年11月26日

恋の門(松尾スズキ)

~自称「漫画芸術家」の青年と、コスプレが趣味のOLのはなし

恋の門
恋の門 スペシャル・エディション (初回限定版)


出演:松田龍平 酒井若菜 松尾スズキ

ひょんなことからみてしまった映画。「モーターサイクル・ダイアリー」を見に行ったら満員御礼で見られなかったのだ。しかしおもしろかった。松田龍平は好きなのだ。原作が漫画(羽生生純)。読んだことはないが漫画の画面をきっと忠実に映像化してるんじゃないかと思った。

自称「漫画芸術家」(松田龍平)と趣味で漫画を描いてコミケで売ってコスプレが趣味というOLの恋物語。恋といっていいのか。いいのかも。若い頃の恋の始まりと展開はそうだったかも。漫画という共通点はあるのだが、作風があまりにも違うため恋にも影響する。お互いの好みを受け入れようとするが、やはり無理が・・ というそこらへんはどの恋人同士でも同じだろう。

OLの父と母も漫画が趣味?で二人でコスプレで登場する。母はメテルだ。この母役、最後の配役が出て気付いたが大竹しのぶだった。好きではないがやっぱり役者だ~。

忌野清志郎がアパートのヘンな住人役で出ていて、劇中歌もバッチリ1曲歌うのでそれもおもしろかった。他の歌もけっこうよかった。→サンボマスターというグループ

公式ページ
恋の門 オリジナル・サウンドトラック 最後の「恋の門」は忌野清志郎の歌

恋の門 (1)
恋の門 (1)
原作マンガ
絵も濃いです。

2004/11/17  劇場
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2005年11月25日

父、帰る(アンドレイ・ズビャギンツェフ)

~母、祖母、と兄弟で暮らす日々。12年ぶりに父が帰り、父は兄弟を連れて自動車の旅に出るが・・

父、帰る
父、帰る



出演:ウラジミール・ガーリン、ウワン・ドブロヌラヴォフ、コンスタンチン・ラヴロネン


新聞でこの映画評をみて、観てみたいと思った。地方にはこないかと思ったら思いがけず来た。宣伝文が、「ある日突然12年ぶりに父が帰ってくる。父は理由も言わず少年の兄弟を連れ自動車で旅に出る。そして訪れる衝撃の結末」である。衝撃と言うからには尋常ならぬものだろうと想像はつく。尋常でない結末とは?を考えながら見る。結末は「あっ」である。「っ」の感覚が余韻で続く。

最初の1分位遅れてしまったのだが、パンフによると少年達が次々に高い櫓から湖に飛び降りるが、一人だけ飛び降りられず櫓に取り残され、少年は寒さに震える。このあとたぶん母親に背中をさすってもらう弟の場面になるのだと思う。この冒頭は非常に重要だったなあ。

この弟と兄と父で物語りは進行するが、弟は10才位かと思ったら12才位らしい。兄弟二人の場合、上と下で常に一対の関係だ。下は常に上より年少で体も小さい(のが普通) この関係は性格にも及ぼすんじゃないだろうか。映画では兄は父をしぶしぶ受け入れるのに対し、弟は反発している。その反発が小さい背中に現れている。自分の子供たちに重ねてしまった。姉と弟になるが、やはり年長の長子は物の道理も弟よりわかるし生活上ですんなり物を受け入れている。それに比べ弟はなにかと反発していたのだ。その反発の様が小さい丸い背中として頭に残っている。

旅に出る前、父が帰ってきた夜、妻はベッドで夫のくるのをスリップ一枚で待ってベッドに先に寝る場面があった。そこへ夫も来るのだが、抱き合うのかと思ったら、妻はくるりとこちらを向き目を見開いてる場面で終わりになった。

パンフを読むとキリスト教の暗示の場面がいろいろあったみたいだ。これはまったく気が付かなかった。しかし客はなんと私一人。終わったら一人入ってきたからゼロということはないらしい。でも観て損はないよー もっと宣伝すればいいのに。

公式ページ

2004/11/10  劇場
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2005年11月24日

A.I.(スピルバーグ)

~「愛する」感情を持った子供のロボット。子供が植物状態でいる夫婦に”代償”として与えられるが・・

A.I.
A.I.


出演:ヘイリ・ジョエル・オズメント

こんな悲しい話の映画だとは思わなかった。またオスメント君がとてもよい。宣伝はけっこう目に入っていたが、ロボットが出てきて何かやる位にしか思っていなかった。SFは人間社会を描く寓話としてとても有効だ。これは親にとって子供とは何か。子供にとって親とは何か。実子と養子の違い、を描く寓話だと感じた。おまけにロボットとは?というのが入ってくる感じだ。

話の発端は子供が植物状態になっている夫婦が愛情を感じるという子供ロボットを手に入れることから始まる。なぜ子供を欲しがるか、それはまったく親の自己満足のためであるのがよくわかる。「子を持って知る親の恩」なんて諺があり、親になってそれがよくわかったという人がいるが、私も親であるがまったく理解できない。親が子供を庇護するのは当たり前のことであり「恩」でもなんでもないと思うからだ。

このロボットを提供した側はこの「子供ロボット」について「子の無い夫婦」「または子を亡くした夫婦」にとっての「代償」だとはっきり言っている。親にとって子供は単なる結果であって、生まれ出でた者は死なすわけにはいかない、とその1点でのみ子育てするのである。無償の愛を持って。
 しかしロボット(養子)はそうはいかない。手に入れた物だから。これはロボットだったかくまロボットだかに言わせている。「われわれロボットには人間は代償を求める」

スーパートイズ
スーパートイズ
この本が原案のようです。

2004/11/07  ビデオ
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2005年11月23日

2046(ウォン・カーウァイ)

~60年代香港、ホテルに住まう小説家をめぐる愛のコラージュ

2046
2046



出演:トニー・レオン、コン・リー

木村拓哉以外の俳優の知識ゼロで見に行った。トニー・レオンとコン・リーがすごい。コン・リーは圧倒的な存在感。
トニー・レオンはなんというか、かっこいいという表現はあてはまらない。女たらしの顔か? それも違う。つまるところ好みである。なんちゅうかあの目、あの口から創り出される表情だなあ。体躯はいまいちか(な~んて勝手にほざいてます) しかしその(ブラピみたいじゃない)フツーな体がこの映画にはあってたかも。

金と電話がカネとデンワの発音だった。

公式サイト

2004/10/25 劇場
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2005年11月21日

隣の女(フランソワ・トリュフォー)

~昔恋人同士だった二人が家庭を持ち、偶然にも隣同士になるが・・

隣の女〔フランソワ・トリュフォー監督傑作選7〕
隣の女〔フランソワ・トリュフォー監督傑作選7〕



出演:ドパルデュー、ファニー・アルダン

尋常でない恋は激しく求め合う。「赤い航路」とか「愛の嵐-」とか小説「妻は二度死ぬ」日本だと「阿部定」結末はどれも同じだ。
皆が皆こういう経験はできないからねー。
ファニー・アルダンの魅力で見せる映画か。しかしファニー・アルダンの役所の女性の描き方、少し不自然な気もする。ああいう女性が絵本は描かないよなあ。絵本の内容がやわらかくはなかったけど。

2004/10/25  BS
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2005年11月20日

スウィング・ガールズ(矢口史靖)

~補習をさぼる口実から手にした楽器にビッグバンドの演奏に目覚めていく
スウィングガールズ
スウィングガールズ スタンダード・エディション



楽しい。皆で演奏する楽しさ、音を出す楽しさに目覚める様が伝わってくる。少々の出来すぎのストーリーは気にならない。
女子高生で一番の目玉はドラム役のオカッパの女の子。美術家の草間弥生に顔もセリフも似ている。
あとやっぱり竹中尚人。あー、自分を重ねてしまった。音楽教室の谷啓とか、母役の渡辺えりことか、スーパーの人とか、脇役もおもしろい。
スウィング・ガールズたちのもともとの生活・・がんばらない ところがいい。
ロックの女の子たちの元彼たちのフォークデュオも、フォークの、ある一定のイメージを彼らの性格になぞらえてるところがおもしろかった。あの歌詞で廃車の上で二人歌い出す所は思わず笑ってしまった。これあの手の歌が好きな人には気分悪いのかな。

公式ページ

SWING GIRLS オリジナル・サウンドトラック
SWING GIRLS オリジナル・サウンドトラック



2004/10/11 劇場
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2005年11月18日

アイロボット(アレックス・プロヤス)

~2035年、高度な性能を持ったロボットと人間の物語

アイ,ロボット
アイ,ロボット


出演:ウィル・スミス

アイザック・アシモフのロボット系SFが原案というのが頭にあったからかどうか、なかなかおもしろかった。「サニー」君の顔、どこかでみたことあるような顔。うつむき加減で困るような顔つきなど、あんなロボットいたらいいのか、気持ち悪いのか。最新ロボットの方のものすごくすばやい動き、超高層ビルを駆け上るところなど気持ちいい。

しかしロボット、コンピュータが高度に”成長”しやがて人間を支配するようになる、だけど最後には人間が勝つ、というのは永遠のテーマなのか。

公式ページ

アイ・ロボット
アイ・ロボット
 アイザック・アシモフの「われはロボット」がこの映画化を機に新訳・新装丁されたもの。映画はこの本のエッセンスを映画化したものか。

われはロボット 〔決定版〕 アシモフのロボット傑作集
われはロボット 〔決定版〕 アシモフのロボット傑作集
 本家・早川書房もお色直しした。

2004/10/09 劇場
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2005年11月17日

狼よ落日を斬れ(三隅研次)

~幕末から明治まで、動乱の時代を生きた人間群像

狼よ落日を斬れ 風雲篇・激情篇・怒濤篇
狼よ落日を斬れ 風雲篇・激情篇・怒濤篇


出演:高橋英樹、近藤正臣、緒形拳

1974(昭和49)三夜続けて見てしまった幕末時代劇。昨日の2作とは違って、池波正太郎原作なので史実を借りて、幕末から明治という動乱のなかで人生の流転暗転を市井の目から描いている、と言う感じ。幕末版「御宿かわせみ」みたい。でも歴史の中の人間は先の2作より描きこまれてる。
杉虎之助(高橋英樹)、中村半次郎(緒形拳)、沖田総司(西郷輝彦)、伊庭八郎(近藤正臣)。杉虎之助は架空の人物か。彼が明治以降も武士から床屋となって生き延びる。関が原、幕末、第二次世界大戦といった変転の時がやっぱりおもしろいのかなあ。
謎の女、大地喜和子とか、伊庭のいいなずけ、杉さんの女房、う~ん女性の描き方はいまいち。男性からみた理想形の雛形にしかみえない。

池波正太郎の「その男」「人斬り半次郎」をもとに映画化したもの。
完本 池波正太郎大成〈10〉おれの足音‐大石内蔵助・まぼろしの城・その男
完本 池波正太郎大成〈10〉おれの足音‐大石内蔵助・まぼろしの城・その男


2004/10/09 BS
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