2007年05月04日

金田一耕助の映画(BSで)

金田一耕助の事件匣 市川崑×石坂浩二 劇場版・金田一耕助シリーズ DVD-BOX
金田一耕助の事件匣 市川崑×石坂浩二 劇場版・金田一耕助シリーズ DVD-BOX


月曜から4日間、BS映画劇場で見る。
「悪魔の手毬唄」「獄門島」「女王蜂」「病院坂の首縊りの家」とこの制作された順番での放送。やはりヒット・話題作だけあって飽きさせない作り。

当時まったく見なかったので初めて見た。横溝正史というと「八つ墓村」は前にTVで見たことがあったのだが、ショーケンと小川真由美が印象的なそれは野村芳太郎監督だった。どうりでこの市川昆のとは全然ちがう。

なんといっても収穫は轟警部ではないか。マンガ「名探偵コナン」はこの市川昆監督の金田一シリーズがベースになっているのでは? 加藤武演じる轟警部の「よし、わかった!」と拳を打つ的外れの推理はコナンの毛利小五郎だ。見ながら「眠らせてやれー」と笑ってしまった。

4作とも時代が昭和20年代後半。しかし最初の1作目、仁科明子とか大和田獏とか(なんと)北公次! たち村の若者が出てくるシーンは昭和40年代?撮影当時に設定してある?と思ってしまった。髪形が撮影された当時のままじゃない? 昭和20年代はああいう髪型はしてないんじゃないか。

筋はおどろおどろしい血族の因縁と、旦那が女を意のままにしてその結果の因縁の子のめぐる因果、と設定はどれも同じようだが、それはさておき4作まとめて見ると、今は大物になってる俳優の若い頃が見られる、というのが21世紀にこの映画を見る醍醐味かも。

佐久間良子、司葉子は存在感がありますねえ。桜田淳子も意外。「ペイパー・ムーン」の歌が聴こえてきた時はアイドル時代に比べすごく上手かったので吹き替えしてるんじゃないかと思ったくらい。演技もよかった。

あと「悪魔の手毬唄」の手毬唄を歌うおばあさん。原ひさ子。これはこれぞニッポンのおばあちゃんという感じ。歌を歌うしぐさもいい。若い頃はさぞかしきれいだったのかな。・・とこの原ひさ子さんの名前を調べるのにキネ旬のデータベースを見たら、なんと1961年にも作られている。金田一は高倉健!

posted by simadasu.rose at 11:04| Comment(4) | TrackBack(1) | 映画 | 更新情報をチェックする

2007年03月10日

ゴッド・ファーザーⅠ、Ⅱ(BSで)

ゴッドファーザー
ゴッドファーザー
 ゴッドファーザー PART II
ゴッドファーザー PART II


発表当時一世を風靡したかの「ゴッド・ファーザー」 制作後30年以上を経てやっと見ました。72年当時「ゴッドファーザー愛のテーマ」がラジオから流れ、アンディ・ウィリアムズの日本語バージョンまでけっこう耳にしました。TVで宣伝映像もけっこう見ていて結婚式とベッドに血まみれの黒い動物のあるシーンが印象に残ってます。黒い動物は牛かと思っていたら馬だったなど30年以上経って見て初めてわかった事実もありました。また何故「愛のテーマ」なのかも映画を見てわかりました。

さて夕食を終えた9時、まあ見てみるかと軽い気持ちで見始めたらもう画面から目が離せませんでした。なーんだこれはアメリカ版山口組物語?しょせんヤクザの内輪もめだよなとドンパチ場面が出るたび思うのですが物語が進んでいくにつれ高まる高揚感、見終わっての充実感と余韻。これはなんなんだろう。

Ⅰを見て、あの終わりのアル・パチーノの大写しを見るとさてⅡは?と見てみたくなった。レンタル屋に行ったらなんと200分。躊躇していたらなんとⅡも放映してくれました。

これまたⅡは初代ドンの生い立ちと二代目ドンがうまく配置され、一代目の来し方、現役2代目の臨場感がマッチしてまたしても200分がちっとも長くない。

シチリアの茶色い風景と移民団、イタリア人街、新婚当時のつましいけど幸せそうなアパートでの食事風景が、2代目ドンの広大な豪邸と1代目を失って変わっていく人間関係にからまる。ヤクザが舞台にはなっているが家族の物語として引き付けるのだろう。なぜ初代ドンはヤクザの道を選んだのか?選ばざるをえなかったのか?そこらへんは寡黙にしてよくわからないが、そう進んだということだ。それをロバート・デ・ニーロが寡黙に演じる。

でもまたしてもアル・パチーノの顔で終わったⅡ。ついにがまんできなくなってキネマ旬報DBでⅢのあらすじをみてしまった。ふむふむそうなのか。 という次第です。
Ⅰを見ている間じゅうアル・パチーノの姿を見るたび似たような背の低い俳優がいたよなと頭のなかに浮かんでその名前が出てこない。また榊原郁恵の歌に「アルパチーノなんとか」っていうのがあったな、なんていうのも思い出してしまう。ちなみにダスティン・ホフマンだった。

映画では秘密の話になるとイタリア語で話す場面も出てくるが、
やはりNYでのイタリア移民の子が主人公の本「スリーパーズ」でも母親がイタリア語しか話せない設定だった。(映画は~「スリーパーズ」なんとそこに若き日のドンをやったR・デ・ニーロが出ていた)

ゴッドファーザー〈上〉
ゴッドファーザー〈上〉
 本を読めばなぜマフィアになったか分かるのか?

シチリア島にも興味が湧いたが、実際に行った人のblogもあった
 普通の街だった 危険な街だった とよくわからない。ツアー情報だと島西部のコルレオーネ村はなかなか個人では行けないとある。 

ゴッドファーザーデータベース すごい! 細かい所がわかった。隣に住んでた人がいけなかったのか。

アル・パチーノ シシリー移民の子としてNYで育ったとある。親の職業はともかく役柄設定と同じだったわけだ。

アル・パチーノ関係blog記事 映画のアングルについての面白い考察と俳優の身長サイトへのリンクが。168、163とか諸説あるようですがどうなんでしょう。画面での手足の長さの印象からすると165位? この身長サイトみると西欧系俳優は女性はおおむね160-170、男性は175-188位が大半でそれ以外だと大柄・小柄となるようです。日本人よりおおむね10-13cm大きいわけだ。

榊原郁恵の曲は「アル・パシーノ+アラン・ドロン<あなた」でした。曲がはやった当時A・パチーノを知らなかったのであまりぴんとこなかったが、ゴッド・ファーザーでのアル・パチーノの眼光はすごい。

ロバート・デ・ニーロもかっこよかったな。
posted by simadasu.rose at 14:54| Comment(7) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2007年02月25日

バタフライ・エフェクト(DVD)

バタフライ・エフェクト
バタフライ・エフェクト プレミアム・エディション


お店で「マルホランド・ドライブ」の隣にあった。宣伝文には5回過去を繰り返す男、とあったので「リプレイ」みたいなやつかと思った。「リプレイ」は10年?位前、堂本剛と遠藤久美子で題名を変えて日本TVでドラマをやっていた。それがけっこうおもしろかったのでその手の、タイムトラベルSFかと思ったのだ。レンタル店でのコーナーが「ミステリー」だったので変だなあとは思ったのだが。。

最初からそういう先入観で見てしまったので、なんか変だ変だと思いつつ、中ほどになってミステリーコーナーにあったわけが納得してきた。まあSFといえばいえなくもないのだが。自然界の一つを変えると効果が思わぬところに波及する、というカオス理論・バタフライ効果を映画に応用した、とか後知識で分かったが、見てるうちになにか訳が分からなくなってくるような感じは「マルホランド・ドライブ」に似ているけど二つを較べるなら「マルホランド・ドライブ」の方がいいな。

リプレイ
リプレイ
 本では43才のニュース・ディレクターだけどTVでは堂本クンだったので大学生だった。→「君といた未来のために」というトラマだった。

posted by simadasu.rose at 17:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2007年02月17日

マルホランド・ドライブ(DVD)

マルホランド・ドライブ
マルホランド・ドライブ


監督とか出演俳優とかほとんど知識無しで見た。「ブルーベルベット」は見たことがあったが、あやふやな雰囲気と映像の色の暗さが似ている。

ドライブ中、殺されそうになる女がとある屋敷に逃げ込み気がつくと記憶が無い。そこにたまたま泊まりにきた女性と謎を解いていくといった始まりだが最後に来てつじつまが合うような合わないような。しかしこの映画はそんな筋より、ナオミ・ワッツとローラ・エレナ・ハリングの二人の女性を楽しむ映画。

ナオミ・ワッツが希望に燃えた俳優志願の時は素晴らしくきれいだ。化粧と心持であれだけ変わるんだと日常のわが身のいずまいも気をつけようなどと思ってしまった。

対するローラ・エレナ・ハリングはなんとも妖艶だ。これぞ女優だ、という非日常の存在感。

ナオミ・ワッツ シネマトゥデイの記事

ローラ・ハリング ウィキペディア ヤフー映画 自身のページ
デビット・リンチ シネ・マガジンの記事

マルホランド・ドライブ
posted by simadasu.rose at 01:02| Comment(4) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2007年02月16日

日本以外全部沈没(DVD)

日本以外全部沈没
日本以外全部沈没


タイトル通り、日本以外の陸地が全部沈没してしまって、各国から日本に難民がやってくる・・ というもの

原作は筒井康隆の73年発表のものですから、有名人の登場人物は現代に置き換えてあります。なにせ原作での登場人物の半分以上は亡くなってしまっている。

なんというか、随所に挿入されてる原作には無い映画オリジナルの皮肉とパロディはけっこうおもしろいです。絵本の「てぶくろ」などの伏線は知っていればこそ。なんといっても最後の北朝鮮のところが一番光ってるかな。中国と韓国の靖国参拝も今だからこそのエピソードでしょう。外国の人がみたら怒るだろうなあという場面満載だがそれを超えてもっと猥雑でハチャメチャなパロディにしてもよかったのにという気もする。

しかし、98分は長すぎる。半分で仕上げたらよかった。

てぶくろ―ウクライナ民話
てぶくろ―ウクライナ民話


posted by simadasu.rose at 00:25| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2007年01月22日

ノッティングヒルの恋人(TVで)

ノッティングヒルの恋人
ノッティングヒルの恋人
 

最初の10分みのがしてしまったのだが、ヒュー・グラントが出てたので目が離せなくなった。しかし彼が出てなかったら1時間くらいで見るのやめてたかも。現代版「ローマの休日」として作ったそうだけど、ぬるいお風呂みたいで、後半はだれた。

ジュリア・ロバーツは肉体的にオードリー・ヘップバーンに似てるかも。あんなに細い顔が存在するんだ。肉体の年取り方がヘプバーンに似ている。(プリティ・ウーマンと較べるとずいぶんほほがこけたなあと。。)
イギリスでは友人たちと自宅で食事というのをやるのか。パーティー文化が生きてるのか、それぞれ己の不幸をしゃべるところは同じヒュー・グラントの出てた「ハイ・フィディリティ」の独白部分と雰囲気が似てるなあとちょっと思った。

追記:よく調べたら「ハイ・フィディリティ」で独白するのはジョン・キューザックだった。ヒュー・グラントが独身男役で出てくるのは「アバウト・ア・ボーイ」だった。どちらも原作がニック・ホーンビィなので雰囲気が似てるのかも。今みたらヒュー・グラントは「赤い航路」や「日の名残」にも出ているが全然わからなかったなあ。
posted by simadasu.rose at 00:01| Comment(4) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2006年12月10日

ミュージカル・異国の丘を見ました

劇団四季の「異国の丘」を見ました。

劇団四季は30年近く前に「コーラスライン」をみただけ。こういうのをやってるのを知りませんでした。母のおつきあいで見たのですがなかなかに感動しました。どこからこういう情報を得たのかやはり自分に興味のあることは情報が入ってくるのでしょうか。会場には70代80代の方が大勢いました。

近衛文麿の息子、文隆をモデルにしたものでニューヨークの留学時代、日中戦争開始後の上海、そしてシベリア抑留生活が描かれます。

ミュージカルというと楽しい内容のものを連想してしまい、戦争のような社会的なモノを描くのはどうなのかなあと思ったのですが、歌というのはかえって台詞より時として強く響いてくるものだなあと思いました。そういえば「キャバレー」もナチの台頭で崩れ行く市民生活を描いたものですが3,4年前にみたそれもよかったっけなあと思いました。

作家の浅利慶太は少年時の戦争体験を是非伝えたいという思いでこれを作ったようですが、かなり台詞には社会的メッセージを感じました。
歌は恋人・愛齢との出会いのときめきを歌ったものが印象的でした。これは最初の白樺のシルエットに浮かぶ抑留者たちの亡霊の場面から一転した場面で歌われるので、よけい戦争と平和の対比を感じました。

しかし筋書きがうまい。歴史的人物とエピソード・・蒋介石の妻の宋美麗とか盧溝橋事件とか、杉原知畝とかが実にうまく入ってます。そしてそれに当時の日中アメリカの思想を体現する人物を配置してセリフを言わせてます。

途中抑留者のなかに「異国の丘」を作曲した吉田正などを配して劇中「異国の丘」を歌う場面では会場から拍手がありました。母に言わせるとすごく流行ったということで高齢の方が思わず拍手をしたように感じました。

若い人もけっこういましたが、これは高校生とかに授業の一環で見てもらいたいなあと思いました。

劇団四季「異国の丘」HP

夢顔さんによろしく
夢顔さんによろしく
 西木正明著
浅利氏はこの本に出合って、四季の戦争三部作の〆とするにぴったりだと思ったそうです。今まで戦争は東条英機が始めたような印象があったが、パンフレットを読むと大政翼賛会を発足させたり戦争に進む政策を進めたのは近衛文麿みたいだ。


ラベル:シベリア 抑留
posted by simadasu.rose at 01:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2006年11月26日

サウンド・オブ・サンダー(DVD)

サウンド・オブ・サンダー
サウンド・オブ・サンダー デラックス版


これも映画をみそびれてたので借りてきました。1週間位で打ち切りになってしまってたのが分かる気がしました。原作は「太陽の黄金の林檎」 30ページ足らずの原作を1時間半にするんだから想像力がいるし、太古の自然も再現しなきゃならないしといろいろあるんでしょうが。。 同じ短編が原作でもマイノリティ・リポートなど原作よりおもしろい映画になってたけど、どこがどうちがうのかなあ。 とりあえず映画もみましたということで。。
posted by simadasu.rose at 11:46| Comment(2) | TrackBack(1) | 映画 | 更新情報をチェックする

2006年11月25日

ミッション・インポッシブル3(DVDで)

M:i-3
M:i-3 ミッション:インポッシブル3 スペシャル・コレクターズ・エディション

劇場でみそびれたので新作DVDで借りてきました。
大画面でみればよりもっとおもしろかったのか? 裏切り者がいて派手なアクションがあって。。 なぜにこれほど過酷なミッションをせねばならないのか?アクションシーンをみせるために無理に画面を作ってるとしか感じられなくていまいちのれない。これは畳に寝転がって見てはいけないのだきっと。

しかし俳優は魅力的だった。トム・クルーズはもともと好きなので置いといて、上司ブラッセル役のローレンス・フィッシュバーンと女性エージェント役のマギー・Q、新妻役のミシェル・モナハンが知的で素敵だった。

上司ブラッセル役の人は確かマトリックスに出てきたようなと思ったらそうだった。ほっぺのにきび跡のくぼみで覚えていた。マギー・Qは敵のパーティに乗り込む時に肌も露な真っ赤なドレスで化粧も違っていて、すごい変身でアジア系でもこういう雰囲気が出せるんだなあと見とれてしまった。調べたらモデル出身でドレス姿の方がもともとの姿なのね。

しかし! 本編が終わったあとなにやらわけのわからぬ予告編があった。すぐ終わるのかと思ったら45分もやっていた。
それが↓これ 
THE 4400 -フォーティ・フォー・ハンドレッド- シーズン1 コンプリートエピソード
THE 4400 -フォーティ・フォー・ハンドレッド- シーズン1 コンプリートエピソード


なかなかにおもしろい。MI:Ⅲよりおもしろかった。アメリカのTVドラマらしいがレンタルは来月? 題名の4400は宇宙人に連れ去られた人の数。
突然いなくなって、50年~3年たってその人たちは年取らない状態でまた戻ってくる。それからのいろいろが描かれてるらしい。これは見たいと思った。
ラベル:アクション 映画
posted by simadasu.rose at 18:47| Comment(2) | TrackBack(1) | 映画 | 更新情報をチェックする

2006年08月18日

真珠の耳飾の少女

真珠の耳飾りの少女
真珠の耳飾りの少女 通常版

BSで。どの画面を切り取っても絵になってしまうようでした。
17世紀のオランダの風景と群像の中に画家や使用人、街が息づいていました。
ああ、フェルメールさんいろいろ苦労が多かったんだねえ。。
家をとりしきる姑がすごい。ムコ殿はいろいろ苦労が・・それにもめげず絵にまい進するフェルメール。
可憐な少女と肉やの少年。妻、料理女、パトロン、晩餐会の食事、女性の衣装、どれも画面に見入ってしまいました。

静かな映画ですが息子が画面を止めただけあってあの可憐な少女は魅力的でした。

フェルメール~映画では旧家に婿入りしたのかと思ってましたが調べたらそうではないようです。妻の母の家に同居していたようです。「またできたみたいだよ」と料理女にあきられてましたがなんと夭折した子も含め15人も子供がいたそうです。オランダ政府観光局HPより

主役のスカーレット・ヨハンソン 最近では「マッチポイント」という映画に出ています。みちがえるような大人の雰囲気。「ゴースト・ワールド」や「アイランド」にも出ていた。

フェルメール役のコリン・ファースもなかなかよかった

「真珠の耳飾の少女」映画HP

真珠の耳飾りの少女 原作本


posted by simadasu.rose at 06:57| Comment(6) | TrackBack(2) | 映画 | 更新情報をチェックする

2006年08月05日

息子(BSで)

息子
息子
 監督:山田洋次 永瀬正俊 和久井映美 1991

おもしろい番組が無くてしょうがなく?BSにしたら。田舎の炉辺を囲む大家族。兄弟が親の所に帰ってきて集っているようだ。兄は東京に帰るらしくきれいに着飾った妻がよそよそしくあいさつしている。残された弟は部屋でふてくされているがそれが魅力的だった。新聞をみると永瀬正俊。こんな顔だったかな?と思う位すごく若くて素直な感じ。永瀬正俊というとちょっとエキセントリックなイメージがあったのだが、画面のその若者から目を離せなくなって最後までみてしまった。

観ていると妻に先立たれた男親は出稼ぎで子供を育てたらしい。女性の洋服が怒り肩でビッグ。眉も太く80年代半ばが舞台なのかなと思ってみていたらあとで調べたら91年の作だった。

その若者は頭の良い兄に比べ東京に出てはみたものの、アルバイト暮らし。永瀬正俊演じる若者が鉄工所の運搬で働き、出入りの工場の耳の不自由な娘と心を通わす様が軸になってる。その娘が和久井恵美なのだがこれまた誰?というくらい初々しい。

鉄工所が「・・尾久 支店」とありオレンジに緑の今はなつかしい電車が走っている。尾久は上野と赤羽の中間にある駅で東北方面から東京に行く人にはなじみのある駅(おりたことはないけど)そんなのも親しみがあった。

出演もいかりや長介とか田中邦衛とか奈良岡朋子とか大物が脇役でオヤと思う役で出ていておもしろい。山田洋次は「善」というイメージがあり名前だけで敬遠してしまうのだが、これはやはり「善」の映画だが永瀬正俊のせいかチョーさんのせいか観終わってなごんでしまった。

山田洋次オリジナルかと思いきや、原作が椎名誠の
ハマボウフウの花や風だった。この中の『倉庫作業員』がそうらしい。

キネ旬DB

尾久
 映画では工場脇の道路のすぐ向こうに電車が走ってた。この地図の線路に沿った道沿いなのかなどと想像してしまう。
posted by simadasu.rose at 09:17| Comment(2) | TrackBack(1) | 映画 | 更新情報をチェックする

2006年06月23日

かもめ食堂

チラシを見ておもしろそうかもと思い見て来ました。
フィンランドで日本食堂を経営する主人公のもとに、わけありげな女性二人が集ってきて。。

もたいまさこが出てくるまではたいくつでした。
小林聡美演じる主人公の日本食堂のショウウインドウに訳ありげなノルウェイ夫人とともに、ぬっと現れたもたいまさこの顔と体がでてきたとたん、観客からどっと笑いの声。ちなみに観客は30人くらいで皆女性でした。

三丁目の夕日のタバコ屋のおばさんもすごい存在感でしたが、ここでも光ってました。昭和20年代生まれの平均的日本女性を体現している、胴長短足5頭身の体全体から光が発してました。また顔の表情もよいです。でもめがねをはずした素顔はきっと素敵なんではないかと思いました。ノルェイの洋服も似合ってました。

彼女が出てなかったら眠ってたかも。
主人公の自宅の趣味のよいノルウェイ風家具がなにか不自然。
レディスデイ1000円でよかった。。

映画HP

かもめ食堂
かもめ食堂
 群ようこの原作
フィンランド、女性三人というモチーフが与えられそれを基に書いたそうです。

posted by simadasu.rose at 08:41| Comment(2) | TrackBack(1) | 映画 | 更新情報をチェックする

2006年06月05日

ダ・ヴィンチコード(映画)

見てきました。
ああ、トム・ハンクスが年とってたのがショックだった。まさか役作りのためにあごに肉つけたわけじゃないんだろうなあ。
原作の方がおもしろい。ハラハラドキドキ感は原作にかなわない。ルーブルの夜はもっと暗いのを想像してた。活字のもつ力を改めて実感した映画だった。

といって映画がつまんないわけではない。それなりに楽しめました。(でも途中一瞬眠ってしまった) 原作を読まずに見た夫はおもしろかったらしく今原作を読んでる。シラスがなかなかよかったのでは。

映画HP
posted by simadasu.rose at 01:07| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | 更新情報をチェックする

2006年04月02日

ペインテッド・ハウス(TVで)

ペインテッド・ハウス
ペインテッド・ハウス
 2003 ジョン・グリシャム

日曜の午後も2時を過ぎてこたつにはいってTVをみてたりすると、ああ、こんな風に貴重な休日が過ぎてしまうなどと淋しくなってくる。しかし思い切り悪くリモコンでバチバチやってたら映画のようなものをやっている。どうやら高校野球が雨で中止になって急遽放送されてるらしい。

画面は綿花畑、7,8才の男の子とお母さんらしき美しい夫人(農作業するのにもこぎれいなかっこうだった)、メキシコ人労働者、が綿花を摘んでいる。するとそこに竜巻がやってくるという場面だ。アメリカ、竜巻とくるとなぜか「名犬ラッシー」を思い出してしまうのだが、大きくなった少年の回想というナレーションで進むその話になぜかひきこまれてしまった。

なにせ途中からなのでよくわからないのだが、地平線の見えるような綿花畑を祖父母、父母は経営していて(土地は借地らしい)メキシコ人労働者を使っているらしい。歩いていけるような所に隣家はない。たまにトラックで町に出かけ日用品を買ったり、お店でTVをみて、帰ってくると「TVを見てきたんだよ」と友達に自慢する。・・するとこれは1950年代あたりなのかな、と思いつつみる。家の様子とか町に車で出かけるところとか「マディソン郡の橋」をちょっと思い浮かべてしまった。美しい母は「もう農家はうんざり」ともらす。

メキシコ人の女性とカウボーイの逢瀬を盗み見したり、祖父と秘密の約束をしたり、ペンキの塗ってない自宅の壁に小遣いからペンキを買って塗るとか日常が描かれる。やがて大雨で水浸しになった綿花畑をあとに祖父母を残して少年たちは北の町へと出て行く。

前半も含めて原作も読んでみたくなったドラマだった。
エンドロールで原作ジョン・グリシャムと出たので調べてみたら、1952年が舞台らしい。グリシャムは1955年生まれらしいので自伝ともちがうらしいが、最後に出てきた祖母が帰りを夢見ている軍服姿の父の弟はすると朝鮮戦争に行っているのか? メキシコ人労働者とか南の農村地帯から北の町へ(TVではシカゴかい?という会話があった)工場労働者として出て行くとか、なんかおぼろげな知識があったがそれが描かれていた。アマゾンの本の解説をみるとアーカンソーが舞台とある。これはグリシャムの故郷でもあるがクリントンの故郷で確かクリントン夫人の自伝にも知事になって戻ったときアーカンソーはアメリカでも貧しい地域だと書いてあった。


アメリカでも農家は三世代同居なのだとか、アメリカでは家の壁にはペンキを塗るのが普通で塗ってないのは貧しいのかとかそういうことが新鮮だった。

これは映画ではなくてテレビ・ドラマなのかな。
posted by simadasu.rose at 18:36| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2006年03月22日

映画・県庁の星

映画「県庁の星」観てきました。

「ナルニア国」と「ホテル・ルワンダ」とどれにする?と聞いたら県庁というのでこれに決定。

原作も先が読める展開なのでどうかなーと思いましたが、原作よりおもしろいんじゃないでしょうか。小説には行間から作者の文体のくせみたいなのが漂ってきてそれを楽しむ、というのがあると思うのですがこの原作にはそれが無かった。展開も見え見えだし映画はどうなんだろと思ったのです。ですが織田裕二は背広が似合ってて”県庁さん”にはまってました。その対として描かれる途中でコネを使って研修から戻ってしまう役の佐々木蔵之介もよかったです。

スーパーでの研修担当は原作だと大学生の子供のいるバツイチの中年女性になっていてイメージとしては渡辺えりこなのですが、映画でちょっとロマンスもとなるとやっぱり若い人になるのはしょうがないのかな。柴崎コウをずっと浅野温子だと思ってみていて最後のエンドロールで初めて気づいた次第。観客がけっこう若いひとが多かったのが以外でした。小学生の低学年連れの家族もいたのですが、最後に子供がお母さんに「ねえ、あの最後の表情はなんだか納得いかないような顔だったよね」などと言っててストーリーの理解はともかく表情ってこんな小さい子でも分かるもんなんだなあと妙に関心してしまいました。

知事が女子アナから当選したという設定の酒井和歌子、これも画面のスパイスになっていました。議長の石坂浩二は最後までわからなかった。(顔が丸くなってたので)

スーパーの裏側はアルバイトした時のスタッフルームしか知らないのですが実情知ってる人がみたらどうなんでしょう。あんなに在庫のダンボールが乱雑なんでしょうか。在庫の箱は「グリコのビスコ」とかきっちり商品名が。。宣伝になるからいいのか。でも売れ残ってるよーっていう顔の箱なんだけど。。お役所仕事を知ってる人にはなかなかにおもしろいと思います。
posted by simadasu.rose at 01:03| Comment(4) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2006年01月22日

男たちの大和

映画みてきました。
夫婦50割引があってどちらかが該当すると1人千円になる。
二人でみるのもけっこう大変なのだ、これが。
私1人では絶対に見る気にはならない題名。しかし相手の好みにあわせるというのもけっこう視野を広げるものかも。思いがけず、割といいんじゃないでしょうか。
最近涙腺が緩んできてるのか。。

この「大和」ときくと反射的にプラモデルとか、少年まんがを思い浮かべてしまう。昭和40年代ころの少年サンデーとか少年マガジンには戦争ものの連載がけっこうあったように思う。ピアノ教室で順番を待ってる間に読んでたのだ。連載は読んだことなかったが、どうもプラモとその漫画の絵柄をみるとメカそのものに興味があるような作りで、戦争に使われてる、というのを忘れてるのでは?という感じがぬぐえず、あまりいい感じがしなかったのだ。

だがこれは原作がノンフィクション作家の辺見じゅんさんのものであるせいか、戦争の虚しさを、その凄惨な戦艦上での戦闘場面が伝えていた。
動かぬ陸のような大和に何十という敵機が空から攻撃する。ここでそのたくさんの飛行機を見て少し前の映画「インディペンデンス・デイ」の画面を思い浮かべてしまった。宇宙人の飛行機をやっつけたのは大統領の戦闘機だった。。 大和は動かない。まるで撃ってくれと言っているよう。

またまた配役の年齢で混乱してしまった。鈴木京香は戦争孤児で大和の生き残りの人に育ててもらった設定だ。場面は2005年と戦争の回想シーンで構成されてる。戦争孤児って身ごもってた時期を入れても少なくとも昭和21年生まれの人が最年少ではないのか。とすると2005年の現在では60才なのだ。鈴木京香は老けた役作りはしてないから実年齢どおり40才くらいにしかみえない。なのでアレ、戦争孤児の娘?それとも時代設定が大和が海底でみつかった1985年の話か?と混乱してしまった。

これは戦争孤児も今は定年の年齢なんだよ、という現実をきっちり見せたほうがよかったのではないか? 吉永小百合あたりがやった方が年齢からくる大和への時間的隔たりを肉体的に実感できたのではないか?

映画の配役って男役には年齢より高い人を配役したりするけど、女優は設定より若い人を配役しがちだナ。

小説男たちの大和
小説男たちの大和


映画公式サイト
posted by simadasu.rose at 01:53| Comment(4) | TrackBack(1) | 映画 | 更新情報をチェックする

2005年12月19日

アイランド(DVD)

アイランド
アイランド


劇場で見逃したので、新作レンタルで見ました。
劇場でみた予告編で、未来社会で、ある所に”人間”が集められていて、抽選で選ばれると「楽園」である「アイランド」に行ける。しかし実は・・・というのを見ていました。そして主人公の男女二人が逃げ出すところまでが予告編。

なのでアイランド行きは怪しいというのは前情報でありました。
この手のSFは好きです。アイランドに行く”人”がたくさん眠ってる?場面など、「マトリックス」でやはり人間がたくさん管でつながれてる場面をちょっと思い浮かべました。
未来社会で、ある種の人間はある種の人間または機械の餌食になる、という設定ってけっこうあります。古くは「タイムマシン」でも地上人は地下人モーロックの餌食でした。

一番ドキっとした場面は出産場面。女性が出産すると近くで待ち構えていた夫婦に赤ん坊が引き渡される。やはり現在行われてる代理出産っていうのは理に反してるんじゃないかと思いました。あと臓器移植もそう感じました。自分が病気になって助かる手段がそれしかない、という状況になったら考えが変わってしまうのかもしれないけど。

あとスティーブ・ブシェミが出ていた。なんか似てると思ったらそうだった。それに主演はユアン・マクレガーだったのね。彼って百面相じゃないかな。

映画生活のアイランドのページ。マイケル・ベイ監督のインタビュー記事もあり
posted by simadasu.rose at 01:04| Comment(9) | TrackBack(3) | 映画 | 更新情報をチェックする

2005年12月07日

エリザベスタウン

オーランド・ブルームが出ていて、紹介がおもしろそうだったので見に行きました。
・・・オーランドファンだから見られた?
でも相手役のキルステン・ダンストのえくぼがよかったです。足がすごくきれいだった。
あとはアメリカの葬儀のやりかたがほぉーと思った。日本でいうと通夜にあたるのがパーティ形式だった。これは「シックス・センス」でも似たような場面があったから一般的なのかな。
でも夫が死んだのに、それが夫が実家へ帰省中とはいえそこで葬儀をして妻と娘がすぐかけつけないとか、火葬にするのに参列者がいない、とか、あちらの文化事情が興味深い映画でした。

南部ではレイナード・スキナードはいまもって大きな存在なのか。あとkissのイラストの骨壷とかロック好きにはうふっとなる映画でした。

公式ページ

参考blog
posted by simadasu.rose at 01:30| Comment(2) | TrackBack(1) | 映画 | 更新情報をチェックする

2005年11月29日

69(李 相日)

~69年、高校3年の青春な日々

69 sixty nine
69 sixty nine


出演:妻夫木聡 安藤政信 金井勇太

かなり昔に読んだ原作が頭にあるせいか、活字のイメージを求めてしまった。映画は別物なんだけど。といって原作で覚えてるのは校長室の机と確かダッフルコートを着てデートする浜辺。机に関してはソフトクリームを連想していたのだが・・ なんかテンポがなかったように思った。九州弁がおもしろい。
金井勇太くんがかわいい。ズッコケ三人組でデビューとか。するとハカセ役?
テレビに映ったタイガースのサリーが先生だし、当時は主人公の妹位であったろう原日出子がお母さんだもんね。

69(シクスティナイン)
69(シクスティナイン)
原作も映画の表紙になってしまった。1969年の高校生活が生き生きと垣間見られる点でもは歴史書。

2004/07/20 劇場
posted by simadasu.rose at 16:40| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | 更新情報をチェックする

2005年11月28日

アバウト・ア・ボーイ

~気ままな38才の独身男がふとしたことから母子家庭の少年とかかわることに・・

アバウト・ア・ボーイ
アバウト・ア・ボーイ


出演:ヒュー・グラント

ちょっと遊んではあきると女と別れる、という生活を繰り返したら38才。生活は親の印税で無職という男の物語。
シングルマザーとの交際めあてのはずが、少年と交流をもつはめに。
ちょっと独白の部分が見づらいかなと思ったが、ヒュー・グラントと少年のやりとりに気にならなくなった。監督は「ハイ・フェフィデリティ」と同じ。独白が好きなのか。
いいかげんで、ちょっと意地悪、なーに考えてんのよ、という男性の役がはまってる。
ちょっとみるとやな男なのだが、ヒュー・グラントがやると許せてしまう。
前に見た「おいしい生活」の役どころ(打算的な男)とも通じる役。

少年が母を喜ばすために、母の好きな「やさしく歌って」を校内ロックコンサートで歌うのは、日本で言ったら島倉千代子を歌う感じなのかな、などと思った。

BSでやってた「ヒュー・グラント自らを語る」でとってもおもしろい人だと思ったので見た。

よく調べたら原作はニック・ホーンビィという人の同名小説「アバウト・ア・ボーイ」で、「ハイ・フィデリティ」の作者でもあった。
1957年生まれで、教員・会社員生活のあと作家となったらしい。


2004/12/21 ビデオ
posted by simadasu.rose at 17:59| Comment(6) | TrackBack(1) | 映画 | 更新情報をチェックする
レンタルCGI アクセス解析 with Ajax Amazon