2014年07月15日

ショーシャンクの空に(BSで)

ショーシャンクの空に [DVD] -
ショーシャンクの空に [DVD] -

始まって少し経ってしまっていたようだが、ぐいぐいすいこまれた。題名は知っていたが、中身はほとんど知らなかった。途中めずらしくググルこともせず、なので終盤、○○号は出てきません、と朝の点呼で言った時、前日のロープもあったので、てっきり首つりしてるのかと思ってしまった。・・読めない自分。

無実の罪で20数年、相棒の老モーガン・フリーマンの刑期40年は、第二次世界大戦前からですね。これはキングの創作? 元になった事件とかがあるのか? しかし、終わり方は胸がすく。やはり勧善懲悪が好き。
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2014年02月03日

NANAナナ(BSで)



2005年作というから今から9年前の映画。なんとまあ登場人物はちょうどわが子の世代なのだ。しかし見ている自分はというと18の自分になっている。ビクトリア滝の番組のあと、引き寄せられ最後まで観てしまった。新幹線で出あう二人のナナは二人とも男を追っての北の街から東京へという、なにか昭和の「心の旅」とか。小樽とも思える倉庫でのレンとナナの最後の夜は、♪あ~だから今夜だけは~君を抱いていたい~ の世界ではないか。レンとナナ、奈々と美大生、昭和の四畳半の世界は平成でも生きていたのか。いやこういう恋愛感情はいつの世もかわらないのか。やってるのはロック?衣装はパンク”風”? ウィキで調べると主題歌はラルク・アン・シエルだそうでなるほどラルクの匂いがする。 観ながら原作は漫画なんだろうなあと思ったが、なるほど漫画だった。第1巻の表紙をみると、ナナたちのアパートの窓がそっくり映っていた。いや逆ですね。漫画そっくりにアパートをしつらえてる。奈々が追ってきた美大生の彼とバイトで知り合う同じ美大生の幸子、映画ではよくある設定。配役はサエコとある。おおこれがかのダルビッシュ投手の奥さんだった人なのか。このあとすぐ結婚してるんですねえ。

しかし自分は御法度以来の龍平君のファン。この時は22歳なのか。原作のレンはまた違うイメージらしが、龍平君いつみてもいいです。


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2013年10月20日

人類資金(映画)

土曜日の王様のブランチでの出演者登場での紹介をみて家人が見たいというので、さっそく見てきました。公開2日目だったんですね。こんなに公開とともに見たのは初めてかも。

昭和20年、終戦間際に現れたM資金と呼ばれるおかね。それは武力から経済へと転換を図るために用意された・・と。・・まったくの前知識なしです。実際そういう裏資金の噂はある、という話ですが。

真相はともあれ、けっこうおもしろかったです。番組に現れた、佐藤浩市、香取慎吾、森山未来、観月ありさ、を念頭に置き、その映画中での関係が、まったく前知識なしなので見ながら理解するのにちょっと一苦労。終戦時の当事者たちの孫、ということになってます。なぜか知らないが四人ともとにかく武力に長けていて、森山未来、観月ありさが効果音とともに、長い脚で相手をばしばし倒します。

配役がまた豪華。最初にちょっと現れるサングラスの男が豊川悦司。財団の米国側代表、観てる間中このがいじん、どこかで見たことあるかも、と思ってたのが、あとでチラシを見たらヴィンセント・ギャロです。ロシアにいた日本人がオダギリ・ジョー。岸辺一徳も毎度ながら昔のタイガースからは想像もつかない役者ぶりですよね。

人類資金1 (講談社文庫) [文庫] / 福井 晴敏 (著); 講談社 (刊) 福井晴敏著 講談社文庫 2013.8
原作は文庫で4分冊。

映画HP
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2013年06月20日

華麗なるギャツビー(映画)

見てきました。
本では説明されてない部分が映像化されて、原作では理解できなかった設定とか感情が少し分かった感じ。
冒頭からウエストエッグ、イーストエッグが、もともとの金持ちの住む所、新興成金の住む所、と説明されて親切な作り。

本だとデイジーがまったく魅力的に思えないのだが、映像だと、言葉でも界隈きっての美人と説明され、実際キャリー・マリガンは、愛らしく、これなら執着するかもと納得。トムの愛人の住む、労働者街が灰色、ギャツビーやデイジーの住居が緑豊かな所と、アメリカの当時の社会状況が示されている。ギャツビーの家から見えるデイジーの家の、緑の灯が象徴的に何度も映される。

原作を読んでは、結婚してしまった初恋の女性にいつまでも執着しているバカな男、とそこだけが残るのだが、映画では階層の上下をくっきり描いているので、アメリカンドリームといいつつも、階級の壁にもろくも崩れ去ったギャツビーという構図となり、小説でうっすら感じた語り手トビーから漂う余韻のようなものはこれだったのかな、と思う。原作でつかみきれなかった1922年という時代を華麗な映像で描くのに成功している。ただ、最後にGatbyとタイプで打ち、あとから、GREATと手書きでトビーが書き加える場面があったが、まさにGREATで、邦題の「華麗なるギャツビー」よりは「偉大なるギャツビー」の方が当てっる気がする。

字幕が見えないと困ると思い前から4列目で見たのだが、前すぎた。。画面を俯瞰できなかった。ディカプリオを見たい、というのがそもそもの目的なのに、字幕を読んでると姿まで目がいかない。これがもっと後ろだったら同時に目に入ったのだろう。パンフレットにディカプリオのインタビューが載っていた。「高校で原作を読んだ時は、すごく古典的な恋愛物語だと思い、どうしてギャツビーがデイジーをこんなに愛しているのか不思議だったが、大人になって再読して、デイジーはギャツビーにとって幻想でしかないと気づいた。」成功してデイジーに会う、思い描いた成功に”昔のデイジー”が必要だった。「彼は幻想の中に生きていた、愛が何なのか、デイジーがどんな女性なのかという、彼が抱いている概念は、非現実的なものなんだ。」「彼の中で愛が非常に歪んだ形になってしまっていた。・・典型的なラブストーリーとは思えない・・そこがいちばんエキサイティングなポイントではあった」と語ってます。いやあ、明確に語ってくれていますね。

ジョーダン役のエリザベス・デビッキが出色。デイジーとジョーダンのファッションは、うっとりします。夫のジョエル・エドガートン、語り手トビーのジョン・マクガイア、皆適役ではないでしょうか。

最後のクレジットロールで音楽にブライアン・フェリーの「恋はドラッグ」が出てきていた。まったく気づかずあとでサントラを試聴してみたら、新しいアレンジだった。一番最後に歌う女性ボーカルがよくて、アデルに似てるなと思ったが、Siaというオーストラリアの人だった。(キル・アンド・ラン)
ミュージック・フロム・バズ・ラーマンズ・華麗なるギャツビー / TVサントラ (演奏) (CD - 2013) サントラ盤

華麗なるギャツビー [Blu-ray] / ロバート・レッドフォード, ミア・ファロー, ブルース・ダーン, カレン・ブラック, サム・ウォーターストン (出演); デイヴィッド・メリック (プロデュース); ジャック・クレイトン (監督) 私の年代だとこのロバート・レッドフォードのが印象深いが、こちらも見て見たくなった。

ワスプ(WASP)―アメリカン・エリートはどうつくられるか (中公新書) [新書] / 越智 道雄 (著); 中央公論社 (刊)「WASPアメリカン・エリートはどうつくられるか」
アメリカの階級がどのように作られたのかに興味を持ったので読んでみたい。 

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2013年05月31日

アフタースクール(BSで)

アフタースクール [DVD] / 大泉洋, 佐々木蔵之介, 堺雅人 (出演); 内田けんじ (監督) 2008.5公開

中学の先生・大泉洋、エリートサラリーマン・堺雅人、同窓生だと名乗る探偵・佐々木蔵之介。
「母校の中学校で働くお人好しな教師・神野のもとに、かつての同級生だと名乗る探偵が尋ねてくる。探偵は、神野の幼馴染で、今は一流企業に勤める木村を探しているという。 探偵の強引なペースに巻き込まれて、心ならずも木村探しに巻き込まれるうちに、神野の知らない木村の姿が明らかになり、事態は誰もが予想しない展開に向かっていく。」

見始めるとき、また例によって作品の検索をかけると、このような説明が。こういう前情報を得て見始めたので、さあ、エリートサラリーマン木村は、実はとんでもない悪事を企んでる悪者であったのか?とか、実は女が何人もいる男なのか?とか、そう思いながら見ていたのですが、最後は、ガクガクと展開し、ア、そうだったノ、とけっこう軽いオチ。今から6年前の映画。みんな若い。大泉洋も一回り細い感じで少年の面持ち。そこがよかった。退屈はしない作りでした。冒頭、臨月のおなかをかかえた常盤貴子の回りでの山本圭がいい。

大泉洋の「探偵はBARにいる」を見たばかりだったので、彼の不思議な魅力を再認識。決して美男ではなのに不思議な存在感がある。


「探偵はBARにいる」
探偵はBARにいる 通常版 [DVD] / 大泉 洋, 松田龍平, 小雪, 西田敏行 (出演); 橋本 一 (監督) 2011.9公開

こちらも偶然tvで見た。見始めてすぐに電話の主は想像がついたし、最後の結婚式での場面も、そういう撃ち方はできるか?など、粗さもあるが、松田龍平とのコンビは飽きさせない。



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2013年05月26日

みんな元気(BSで)

みんな元気 [DVD] / ロバート・デ・ニーロ, ドリュー・バリモア, ケイト・ベッキンセール, サム・ロックウェル, キャサリン・メーニッヒ (出演); カーク・ジョーンズ (監督) 2009 アメリカ

偶然BSで見る。1人暮らしの年老いた父。やってくるであろう子供たちのために、いそいそと最高級のワインと肉を買いにいくが誰も来ない。そこで4人の子供に会いに行く。抜き打ちで子供の家に行くと皆困ったようにもてあまし気味。・・ああ、アメリカ版東京物語だな、と思いつつ最後まで見る。

東西を問わず、子供が独立すると、まして抜き打ち訪問なんてのは子供にとって、とても迷惑なことなんだなあ、などと思う。自分が親の立場になると、子供としての気分は忘れてしまい、思い出せば、まったくもって親の訪問は戸惑い以外の何物でもないのである。親は来るものではなく、行くもの、なのである。

ともあれ、父の心臓発作で、図らずも子供が枕元に揃う。ここで逝ってしまうのかと思いきや、回復し、めでたく、今度は中程度?の七面鳥とワインで父の自宅で子供が集まりパーティーとなり、ハッピーエンドとなるのだった。東京物語だと、母の葬式の所である。小津の方が家族への見方は醒めてる。

東京物語でも、思ったほどの生活をしてない子供たちに、自分を納得させるように、笠智衆が、まあ、これでよしとしよう、ばあさん、わしらは幸せだよね、といったセリフを言うが、こちらでもまったく同じだった。これはまったくもって現在の私自身の言葉そのもの。とびきり出世した子供がいても、或いはそう思うのかも。親にすり寄る小さな可愛い子供は記憶の中にいるだけだ。

調べて見ると、1990にマルチェロ・マストロヤンニ主演のリメイクで、1990のそれが、小津へのオマージュだということだ。 
みんな元気1990
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2013年02月17日

きつねと私の12か月(BSで)

きつねと私の12か月 [DVD] / ベルティーユ・ノエル=ブリュノー, イゼベル・カレ, トマ・ラリベルトゥ (出演); リュック・ジャケ (原著); リュック・ジャケ, エリック・ロニャール (脚本); リュック・ジャケ (監督) 2009.1月日本公開

30分位始まってしまってから見始めたのだが、女の子ときつねの映像に見入ってしまい2時半まで目を離せなかった。だんだんと距離が縮んでいく二人。二人と言いたくなってしまう。きつねにも人格を感じてしまった。しかしそこが衝撃の結末につながるわけだが、主人公の女の子は細身でしなやかに自然と一体化し、きつねは逆にカメラワークによるのだろうが目に意思を感じてしまう。焚火あとのある森できつねの首にスカーフを巻き、犬のように紐をつけたあたりから、ああ、これは危ないな、という感じがしてくる。題名が12か月とあるから区切りのある物語なんだろうなという想像はつくが、やはり最後は衝撃だ。なんか2,3日最後のきつねの姿が頭から離れなかった。

ジャン・リュック監督インタビュー(地球の歩き方)
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2013年02月16日

クララ・シューマン(BSで)

クララ・シューマン 愛の協奏曲 [DVD] / マルティナ・ゲデック, パスカル・グレゴリー, マリック・ジディ (出演); ヘルマ・サンダース=ブラームス (脚本); ヘルマ・サンダース=ブラームス (監督) 2008年

こちらもBSで。クララ・シューマンはシューマンの妻でピアニストでもあって、シューマン以外の音楽家とも確か何かあったと、随分昔FMレコパルという雑誌に掲載された音楽家の伝記漫画でよんだことがあったような、とそれくらいの知識。シューマン、ブラームス、それぞれの曲になじんでいればより楽しめただろうという気がします。見ながらまたウィキペディアで検索しつつ見てしまいましたが、クララとブラームスの関係はクラシック界の謎といわれているそう。映画での3人の描き方に否定的な見方もあるようですが、結婚生活のほとんどの期間、妊娠してたんだとか、それにも関らず演奏会を開けるだけの腕を維持していたこととか、クララの演奏会や日常の衣装、家の調度、お手伝いのいる状況とか、そういう映像を見て、そうだったのかと親しみを持ちました。ブラームスのハンガリー舞曲第5番は、ああこの曲かと聞きおぼえがあった。映画では出てきませんが、クララは数年前まで使われていたドイツの100マルク紙幣に肖像が印刷されていたそうで、う~ん樋口一葉か、などと思ったり。主演のマルティナ・ゲデックは「善き人のためのソナタ」に出ていたそうで、ああ、あの部屋の中での女の人かと思ったり、いろいろ連想が広がりました。

goo映画 クララ・シューマン

映画の題材になるのか、ナスターシャ・キンスキーキャサリン・ヘプバーンでも映画化されていた。

youtube ハンガリー舞曲第5番

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2013年01月15日

花のあと(BSで)

花のあと [DVD] / 北川景子, 甲本雅裕, 宮尾俊太郎, 市川亀治郎, 國村 隼 (出演); 中西健二 (監督) 2010公開

再放送の「蝉しぐれ」をみて、最後の再会の描き方がどうも受け入れられず、もう藤沢ものはみるもんか、などと言いながら、また見てしまいました。悪徳お役人と正義漢の剣豪、実らぬ淡い恋心といった定番ネタなのですが、なぜかこちらはまあ星3つといったところ。娘たちの着物を見る楽しみ、非業の剣豪役の宮尾俊太郎の初々しさ、夫となる甲本雅裕の笑顔のよさに救われてるかも。藤沢氏自身こんな筋書きはありえないと思っても、髷をつけたメルヒェンとして理想を書き続けたのかもしれない、と思い至りました。藩政への不正に対しては必ず正義が勝つようになっているので、そこは見てすっきり勧善懲悪・水戸黄門効果があります。個人的に実らぬ恋に対する描き方が受け入れられない場合もあるという、そこが視聴後の後味の良しあしになるのかな。

考えるに、「花のあと」は女性にとってとても都合のいい話になってます。結婚前に妻には好意をもった人がいたのを知っているがそれを承知の上で婿に入った寛容な夫、という設定。方や「蝉しぐれ」は夫には幼馴染の思い人がいて、十数年かののち再度二人は再会の時をもつが、それを全く知らない妻、という設定。妻は知らないのだからいいのだろうけど、観客は画面で見ているわけで、妻の立場に立って観るとたまらん、ということになる。


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2011年11月30日

ブラッド・ダイヤモンド

ブラッド・ダイヤモンド [DVD] / レオナルド・ディカプリオ, ジャイモン・フンスー, ジェニファー・コネリー, カギソ・クイパーズ, アーノルド・ボスルー (出演); エドワード・ズウィック (監督) 2006アメリカ映画

録画してたのを見る。ディカプリオがなかなかよかった。公開当時32歳。大人の顔も板についてきた感じ。
アフリカ、シエラレオネ共和国の内戦1991-2000での「ブラッド・ダイヤモンド」~戦争資金調達のために取引されるダイヤモンド~をkeyに物語は進む。アフリカにヨーロッパ人が入り込まなければ発生しなかったであろう物語なのでは?と思う。アフリカがアフリカ人たちだけだったら? ダイヤモンドにこういう過程があるのはこの映画で初めて知った。ショウウインドーもうっとりながめられない。

シエラレオネ、位置を調べてみると、アフリカ地図で左のでっぱりの下。ディカプリオ演じるダイヤの売人ダニーはローデシア生まれの白人。幼少時みなしごになり(確か)、傭兵になって今はダイヤの売人。ローデシアはアフリカ南部。物語は、内戦によって村を襲われ、家族とばらばらになった魚師ソロモン、ソロモンの息子で少年兵にされてしまう息子、戦争を取材するジャーナリスト、政府軍、反政府軍、そして軍に武器を調達するバックの国が悲しくさみしくからみあう。登場人物それぞれに、戦い、によって幸せな人生じゃなくなっている。ダニーにしてもアフリカの南から、生きるためにシエラレオネまで流れてきたのだ。戦いはなぜなくならないのか? 凡庸だがこういう問いを発っしてしまう。

ソロモンの子供がさらわれ少年兵にされる過程が恐ろしい。だが最後、少年兵にされた息子を取り返せたことが救いだ。

ブラッド・ダイヤモンド映画HP

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2011年04月18日

めし(BSで)

めし [DVD] / 上原謙, 原節子, 島崎雪子, 杉村春子, 小林桂樹 (出演); 林芙美子 (原著); 成瀬巳喜男 (監督) 

原節子が出ていたので見てみました。出だし、ちょっと退屈かな、ああ、生活感のある原節子だ。。と思ったけど最後まで見てしまった。山田洋次の選ぶ家族の映画だけあるのか。

昭和20年代の家族を扱った映画は、動く民俗博物館である。美男の夫・上原謙は家に帰ると、「衣もん掛け」に背広を掛け、浴衣に着替える。奥さんの原節子は、買い物は素足に下駄だ。お隣の浦辺粂子の奥さんとは、藤の籠で買い物。野菜はむき出しだ。四方が網でできたおかず保存棚「かいちょう」(と言ったと思うのだが)からおかずを「丸いちゃぶ台」に出し、「かまど」からごはんと汁の鍋をちゃぶ台の脇に運びよそる。貧乏暮らしを表すためか、ごはんは釜ではなく普通のアルミ鍋で炊いている。夫が会社で食べる弁当箱もなつかしい。白黒で色は無いがきっと黄金色の弁当箱である。背広を衣もん掛けに脱いで浴衣になる、というシーンがなんだかとてもなつかしかった。我が家でも昭和40年代まで日常的な風景だった。

夫婦の間に波紋が広がるが、あくまで美男の夫は妻を愛していて、愛するというより「思っていて」か。原節子の妻は、延々と続く飯炊きに飽きながらも、最後はもとのさやにおさまる。

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2011年01月30日

シテール島への船出(BS)

撮っておいたBS。エレニの旅は作りすぎた映像、などと思いつつもやはりどこか心の底に届いたのか。こちらも静かな作りながら観終わりました。どんどんみないとHDが満杯になってしまう。

こちらは一転して老夫婦の物語。映画監督の息子の目を軸に展開。やはり舞台はギリシアなのだろう。32年ぶりに夫、父がロシアから帰ってくる。ギリシア版「父帰る」か、と思いつつも菊池寛のそれって筋知らないんだな。と今回はあらすじ検索は紹介までにとどめ画面に没頭した。エレニほど作りこみの絵という印象は無かった。何箇所か、おお、この場面は静止絵画だな、と思える印象的な場面はあった。普通の動きのなかに効果的なシーンが有るくらいでちょうどいいのだ。

よく分からないが32年前、内戦で父は戦い山にこもりロシアへ逃げた。そこで妻子を設けたがなぜか今回帰ってきた。それが監督になった息子の劇中劇みたいな感じで進む。とこれは前情報なのだが、読んでなかったら観ていて分からなかったかも。で昔住んでた山沿いの村は村人は街へ出て無人になっている。スキー場の話があり村人全員の土地売買契約のサインをしようとするその場面で父は拒否。「またか」と村人。32年前もそういうことがあったのか、と思わせるが、この村、石造りで家の前には風化した木の柵があり、葉を落とした木が立っている。この場面がフリードリヒの「樫の森の修道院」という絵を彷彿とさせる。
furi.jpg

フリードリヒの絵は日本にいるとついぞ見ない風景なのだが、ギリシャというか石の家のヨーロッパではけっこう有りうるものなのかなどとちらと思った。

土地の売買を拒み農機具小屋?が燃えるシーンなども印象に残る。しかしなんといっても最後の場面だ。浮橋に、帰ってきた夫と待っていた妻が抱き合い、そして立つシーン。シテール島へ向かうというのか。ヴィーナスが生まれたという島、独身者が巡礼すれば好伴侶が見つかるということになっているらしいが。この夫婦のなれそめも妻のうわごとで知らされる。若き夫は****(忘れてしまった)からの難民で、14歳だった妻カテリーナの家で水を飲んだというのだ。子供は50歳位に見えるから、村での幸せな?暮らしは20年間位はあったのか、いや必死で私たちを育ててという言葉があったから10年位だったのか。映画では「ほんとはわしもカテリーナが好きだった」という父の村時代の友人も出てきて何かと世話を焼く。しかし32年間待ち続けた妻はロシアで現地妻を持とうとも、やはり心は夫にあったのか。この夫と妻役の二人がいい。妻は小さくて頼りなげ。これがカトリーヌ・ドヌーブとかソフィア・ローレンみたいな女優だったらこの場合絵にはならないんだな。

しかし帰ってくるのは父が多い。妻は待ってる、映画とか小説では。で帰ってきて「昔と同じ、怖くなるとすぐ隠れるのね」と妻に言われたりする。

でなんだかよく分からないが、なにやら有名らしい監督の作品を見たのでありました。あと1作残っているのだ。

テオ・アンゲロプロス全集 DVD-BOX II (ユリシーズの瞳/こうのとり、たちずさんで/シテール島の船出) / ハーヴェイ・カイテル, マルチェロ・マストロヤンニ, アキス・カレグリス (出演); テオ・アンゲロプロス (監督) DVDboxが出ている
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2011年01月28日

エレニの旅(BS)

エレニの旅 [DVD] / アレクサンドラ・アイディニ, ニコス・プルサニディス, ヨルゴス・アルメニス (出演); テオ・アンゲロプロス (脚本); テオ・アンゲロプロス (監督)

かつてロシアのオデッサに行き、革命でギリシアに戻たギリシア人の話。1919年から1949年の出来事。

もの悲しい音楽、黒い衣服、似たような顔・・ そして様式美すぎる映像・・ きっと絵コンテ通りの映像なんだろうな。黒澤明の「乱」だったか赤と何かの色の対比の戦闘シーンがとてもいい、と思ったけど、これはやりすぎなんじゃ。。

最初の緑の地平の彼方から黒い服の一群が静かにやってくる、またイカダに乗った葬送シーン、アメリカへと希望をつなぐ(あるいは逃げていくかのように見える夫)別れの場面に、編み切れなかったセーターをほどく糸・・(これ監督は手編みをしたこと無いよね、ほどくなんて、ここだけは違う表現にして欲しかった。だけどエレニの希望が断ち切られることの暗示のつもりなのか)どれも絵としてはいいんだけど、なんかな、という感じ。こういうの好きだったハズなんだけど、年取って好みが変わったのかな、と自問してしまった。

オデッサってどこ? テサロニキってどこ? ギリシャの近代史って? これも「アビエイター」と同じくパソで調べながら見てしまった。きっと映画館で映像に没頭して見たらもっと入り込めたのかもしれない。けど訳わかんない、って状態だろうな。

1919年恐らく3歳くらいのエレニ。30年の間、戦争、歴史に翻弄され夫も子供も育った村も失って1人残る、というと80位の老婆になってるイメージなのだが、3歳で孤児になり、13歳で子どもを産んで、17位で夫と村を出る。1937年に夫がアメリカに行った時は21歳。ギリシアの内戦が終わった最後のシーンは34歳なのだ。最後のシーンは背面の水に横たわる息子を前に、すべてを失って再起不能という状況なのだが、34歳だ。まだまだリセットしなおせるではないか、と年齢を数えて思い直してしまった。

解説によると第二部、第三部があって20世紀末まで描く構想があるらしい。エレニのリセット人生が描かれるのかな。映画なんだもん、続きはエレニをサバイバルさせておくれ。

監督インタビュー記事
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2011年01月15日

アビエイター(BS)

アビエイター 通常版 [DVD] / レオナルド・ディカプリオ, ケイト・ブランシェット, ケイト・ベッキンセール, アレック・ボールドウィン, イアン・ホルム (出演); ジョン・ローガン (脚本); マーティン・スコセッシ (監督)

ディカプリオが賞をとれなかった映画、として記憶にあったので見てみました。予備知識まったく無しで、ネットでハワード・ヒューズを、キャサリン・ヘプバーンを、エヴァ・ガードナーを検索しながら見るという・・こんな見方をしてしまいました。

しかし伝記映画として、おお、アメリカにこういう男がいて、金の桁が違う生活、生業を成し得た人がいた、と楽しめました。キャサリン・ヘプバーンが、二人で話し合いたいと思っている時にヒューズに電話がかかってくる、すると「電話はとらないで」と頼むがヒューズはとる。きっとすぐ話を終わらせようと思ったのでしょうが、飛行機の開発の話になり止まらなくなる。。 と女の話題にも事欠かないけれども、飛行機の開発の鋭い先見性(雲の上を飛べば速くなる、これからはジェットの時代だ、とか)があったのがさりげなく表現されてました。

キャサリン・ヘプバーン役のケイト・ブランシェットが助演女優賞をとったのは分かる気がします。なぜディカプリオは主演男優賞とれなかったのかなあ。老けた丸顔が災いしたのかなあ。
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2010年12月29日

ミニシアター

今日の日経に「凍えるアート映画」と題して「ミニシアター閉館ラッシュ」という記事が載っていた。なんと恵比寿ガーデンシネマが来年1月28日をもって閉館するという。94年の開館以来17年間の興業に幕がおりる。よく覚えていないが恵比寿界隈が整備され、ビールと三越とシネマと恵比寿にくれば3種類の楽しみが同時に揃っている・・ という感じだった。それまでは恵比寿に行ったこともなかった。わざわざ映画をみるために、あるいは東京へ来たついでにここで映画を見た。覚えてるのは「モーターサイクル・ダイアリーズ」「テルミン」「ゴーストワールド」あと何本かみているはずだ。最近はシネコンが全国にあり一館一作というのはウケないというのが理由らしい。そして最近の若者はミニシアターやアート映画離れしてるという。そういえば久しぶりにレンタルビデオ屋を覗いたら以前はあった「ミニシアターコーナー」が無くなっていた。代わりに韓流とTVドラマコーナーが増えていた。

ミニシアターといえば思い出すのが新宿の歌舞伎町にあった映画館。そこは階段をあがった所にあった。初めて行ったのは1978年12月14日あたり、ミケランジェロ・アントニオーニの「欲望」「さすらい」を観た。なぜ日にちまで覚えてるかというと卒論の提出1週間前だったのだ。その頃はさほど映画に興味は無く、ヤードバーズ時代のジェフ・ベックが「欲望」という映画に出ている、という理由でこの時期に映画を見るとどうなるか、怖くはあったのだが誘惑に勝てず行ったのだ。その頃ジェフ・ベックが好きでおまけに前月に来日公演で生を見てるのだから我慢はできない。そして翌月に「アンダルシアの犬」「幕間」などのシュールレアリズム映画を見た。もちろん「ぴあ」を見て行った。観客はせいぜい2,30人入ると満杯になる広さだったと思う。スクリーンも小さかった。でも印象は強烈。なにせ入口でビニール袋を渡され靴を入れて観るのだ。

なんという名前の所だったかずっと思い出せなかったが、まあネットは便利なもので、たぶん「アートビレッジ新宿」または「新宿アートビレッジ」でまちがいないように思う。

「私の小さな映画村」検索で出てきました。村長さんとは同学年のようです。新宿の小さなビルにありました、とある。blog版シネシャモ日記ではなんと「さすらい」「欲望」の2本立を4月(おそらく79年)に見たとあります。繰りまわしで上映してた事実も確認できました・・

「デザイン室」blog アンダルシアの犬など前衛映画を定期的に上映していた、とあるのでここで間違いないように思います。しかし下がジャズ喫茶「タロー」というのは気がつかなかった。。表通りの「サムライ」なら知っていたけど。

場所の記憶 舞踏もやっていたのか? 他にピットインの写真も oficeJ1がメインページ 「70年代アバンギャルド」のなかの「状況」ページにあります。ちょうど10歳年上の方のページです。

新宿アートビレッジ  文:芦川羊子 映画上映が目的で作られたスペースであると書いてあります。が、舞踏もやっていたようです。三階にあったようですが、そんなに階段登ったかな?なにせ2回しか行ってないですからね。上記「70年代アヴァンギャルド」の中のページらしいのですがページをたどれません。

映画とか山歩きとか の映画用語辞典によると1980年で閉めたようです。


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2010年11月28日

善き人のためのソナタ(DVD)

善き人のためのソナタ スタンダード・エディション [DVD] / ウルリッヒ・ミューエ, セバスチャン・コッホ, マルティナ・ゲデック, ウルリッヒ・トゥクール, トーマス・ティーメ (出演); フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク (脚本); ガブリエル・ヤレド (その他); フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク (監督)

1984年東ベルリン。東ドイツの諜報機関シュタージの職員ヴィースラーはある劇作家の盗聴をするうち次第に気持ちの変化が起きてくる。盗聴ヘッドフォンから聴こえてくるのは西側寄りの言動で活動を封印された演出家からその劇作家に送られた「善き人のためのソナタ」だった。。 

作られたのが2006年。制作ドイツ。作ったのはかつてどっちのドイツに属していた人なのか。共産圏の諜報活動がこれほどとは。いやCIAとか諜報はどちらにもあるか。

画面からは息苦しいまでの思想的逼塞感が伝わってくる。が、東側は思想的統制がすごいらしい、という情報をあらかじめ我々は知っている、でもそれは「東側の事情」として西側が作ったニュース映像から伝えられた情報だ。本当のところの市民生活がどういうものだったかは実際生活してみないと分からない部分はあるだろう。TVにしろ新聞にしろ”記者”の主観が絶対入る。これは取材される側に立ち、出来上がった記事を見て、ウソーっとなるのを経験するとよく分かる。

これを作ったのが西ドイツ側から見た、東ドイツの実態を作品化したものなのか、旧東ドイツの人だった人が自分の経験に基づき作ったものかによって随分違ってくるんじゃないかと思うのだ。旧東の人が見たらどう思うのか、西側の傲慢とも映るんじゃないかとふと感じた。

調べてみると、原作は無いようだ。監督・脚本のドナースマルクは2006当時33歳だという。壁崩壊時は16歳。HPによれば母親が東ドイツ出身で国境を越える時両親は本当に怯えていた、と語っている。子供ながらに感じた大人の怯える姿の記憶と、徹底した取材で作られたものらしい。父がルフトハンザ航空に勤めていたというから西側の人だ。

しかし主人公ヴィーラー、DVDの表紙がとても印象的で、あれはがらんとした屋根裏部屋で24時間、2交代でたった一人で隠し撮りの音と映像を聞いている姿なのだ。音はヘッドフォンから聴こえる見張り中の劇作家の部屋の音だけである。そこには恋人とのベッドの上での音から、体制を打破しようと仲間と密談する声、そして劇作家が弾く「善き人のためのソナタ」のピアノである。演じてるのは東ドイツ出身のウルリッヒ・ミューエ。自身も監視されていた経験を持つというから、演じていても複雑な心境だったのでは。

しかし設定が84年でよかった。20年間地下で封筒空けだ、と左遷される生活も5年で終わった。
前にみた「グッバイレーニン」も壁の崩壊を扱ったもので、コミカルな笑いがある作品だが、このソナタは静かななんともいえぬ余韻が残る作品だ。

善き人のためのソナタ公式サイト

監督:フロリアン・ドナースマルク 1973ケルン生 NY、ベルリン、フランクフルト、ブリュッセルで育つ。
音楽:ガブリエル・ヤレド 「善き人のためのソナタ」はこの映画のためのオリジナル

善き人のためのソナタ [Soundtrack] / ガブリエル・ヤレド (作曲) (CD - ... 

実際のドイツはどんな風なのか?
ベルリンの壁崩壊20周年 水島秋穂・早稲田大学教授のページ シュタージに触れたページ
ヨーロッパ文化部ノートというblogに シュピーゲル誌の2009.7.9の記事が紹介されてます。半数以上の旧東ドイツの人は昔がよかった、と答えているアンケートだそうです。
東ドイツ関係の本 東ドイツがどんな風だったのか。秘密警察やスパイ関係の本もある。
ドイツ統一関係の本 サラリとは読めないかも

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2010年06月27日

人間の証明(DVD)


人間の証明 [DVD]

人間の証明 [DVD]

  • メーカー: パイオニアLDC




公開1977年、33年後にして初めて見ました。というのも、今のソフトバンクの麦わら帽子の白犬お父さんを見て、あのなつかしいCMを思い出したからです。

あの頃、目に焼きついた、帽子が空高く舞い上がり、「お父さん、ぼくのあの帽子、どこへ行ったのでしょうね」しかも今回の白犬では大滝秀治さんにポンと帽子が乗る。そうしたら、この映画に大滝氏も出ていました。しかし当時CMはいやというほど目にしていたものの、本も読んでいず映画も見なかったので、まるきり筋を知らないのです。でどんな中身だったのかと興味が沸々と沸いたのでした。

で肝心の映画ですが、もうなつかしくしかもなんとも豪華な顔ぶれ、ファッション、細い眉のメイキャップなど、青春時代にトリップしてしまいました。同じ古い映画を見るといっても、「麦秋」とか「東京物語」とかの小津映画は、ああ、親の青春時代はこうだったのか、という思いでしたがなにせ未経験の時代。しかしこちら77年は青春まっただ中。古さの度合いで見る目も違ってきます。

77年というのは終戦後32年。しかしまだまだ戦争の痕跡が残っていた時期だったんだなあと感じました。映画は公開時とほぼリアルタイムで描かれてると思いますが、映画の中にも出てきた「GIベイビー」は45年8月から10ケ月後の46年6月には少なくとも出生し始めたわけだなあなどと思ったり。。 原作と映画は少し結末が違うようなので、原作も読んでみようかと思います。しかしやはり松田優作は足長~い。人物があまりにもうまく相関してるなと思いますが、見ごたえありました。


人間の証明 (角川文庫 緑 365-19)

人間の証明 (角川文庫 緑 365-19)

  • 作者: 森村 誠一
  • 出版社: 角川書店
  • 発売日: 1977/03


単行本初版は76年1月。映画化とほぼ同時に文庫本化されたようだ。角川春樹が直接森村氏に依頼したとある。(森村氏HP)


ハーレムの熱い日々 (講談社文庫 よ 10-1)

ハーレムの熱い日々 (講談社文庫 よ 10-1)

  • 作者: 吉田 ルイ子
  • 出版社: 講談社
  • 発売日: 1979/01/29


映画の中でハーレム在住の日本人女性に所在を聞く場面が出てきましたが、写真家の吉田ルイ子さんをモデルにしてるのかなと思います。映画の最初にも吉田ルイ子とクレジットが出てました。この本は偶然80年代に読んだことがあり、なつかしかったです。


究極のベスト! ジョー山中

究極のベスト! ジョー山中

  • メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2005/07/27



♪mother do you remember ♪ あの帽子 というのが西条八十の詩でその英訳だったとは・・ 初めて知りました。よく聞けばなるほどそうですね。ジョー中山、療養中のようですが歌い続けますと出ています。ジョー中山というと内田裕也。日本語ロック論争なんてのも思い出してしまいます。



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2010年05月22日

チャーリーとチョコレート工場(TVで)


チャーリーとチョコレート工場 [DVD]

チャーリーとチョコレート工場 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD




TV放映ということでやっと見ることができました。
原作が児童書で有名なのは知ってましたが、まったく読んだことも無く、内容も知らないまま見始めました。

「チャーリーとチョコレート工場」という題名から、チャーリー少年がチョコレート工場へ行ってなにかワクワクするような、チョコのように甘くて楽しいファンタスティックな経験をする、ほんわか楽しい話かな? と想像していたのだが。。 確かにチョコレートの川、チョコレートの滝、緑の砂糖菓子、ここらまではおおー、お菓子の家も真っ青だなー という感じだ。しかしオーガスタスが管に飲み込まれ「うーん大丈夫 かもね」と助かるかどうか怪しい答えのあたりから何か不安になってくる。これって子供向けの映画だし原作だよね。

この不安はだんだんエスカレートする。金持ちの我がままな女の子、ガムを噛んでる子、TVゲーム漬の子とそれぞれに”制裁”とも言えるべき目に合う。最後はめでたしなのか?な?

しかし映像としてはパロディ満載でおもしろかった。工場長役のジョニー・ディップの登場は右手がハサミ。金持ちの女の子がリスに囲まれるのは「鳥」さながら。聞くところによると、このくるみわりリスはCGかと思ったらちゃんと訓練したそうだ。ゲーム漬の男の子のテレポーテーションは「フライ」みたいだし、そのチョコが空から降ってくるのは「2001年宇宙の旅」だ。音楽までシュトラウスのを使ってた。工場の中の小人はビートルズのSgt.ペパーズの衣装だし。なによりそれぞれの子供たちへの歌がとてもおもしろかった。映画化は前にもされていて、その時の歌はもっと童謡的だったようだ。

拾った金でチョコを買ったのはいいのか?とか 小人の描き方が、未開の土人という感じで、いいのかなー と感じたりして、一体原作はどうなってるのか? と興味が湧き、さっそく図書館で借りて読んでみました。そういう興味を湧かせる意味でやっぱりこの映画成功なのかも。

わがままなお嬢さんのヴェルーカ・ソルト。なんか聞き覚えのある響き。と思ったら昔そういうバンドがあった。

エイト・アームズ・トゥ・ホールド・ユー

95年デビューの女性2人男性2人のグループ。このジャケットに見覚えあり。やはり名前の由来は「チョコレート工場」かららしい。
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2009年12月12日

秋日和・小早川家の秋


秋日和 [DVD]

秋日和 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • メディア: DVD

 1960
 


母・原節子40 娘・司洋子26 娘の友人・岡田茉莉子27 娘の相手・佐田啓二34
夫の友人間宮・佐分利信51 間宮の妻・沢村貞子52 夫の友人田口・中村伸郎52 田口の妻・三宅邦子42

原節子が初めて母親役。年頃の子どものいる美しい未亡人という役どころ。「晩春」の父子版が母子になっている筋書き。未亡人の母を思って結婚を躊躇する娘のために母を結婚させようとする亡父の友人たち。

この映画で美しさと初々しさに目を見張ったのが岡田茉莉子だ。下町の押し出しのいい娘、という役どころ。あごがスッと細くてとてもよかった。彼女の役どころと演技がこの映画をとてもおもしろくしてると思う。20歳くらいに見えたが27だった。佐田啓二も美男子だったんだなあ。

原節子は画廊に勤めてることになってるのだが、爪を伸ばして白っぽい濁った(白黒なので)マニキュアをしているのだ。で母子でコンクリート造りと思われる公営?住宅らしき所に住んでる。この爪は有りか?

原作:里見弴の同名小説 同年発表 映画の話と同時進行?

小早川家の秋 [DVD]

小早川家の秋 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東宝ビデオ
  • メディア: DVD

 1961
 

大阪が舞台の大阪弁の映画。
これはちょっと退屈だった。とりあえず見た。
でも浪花千恵子をみられたのはよかった。
京都の妾宅の娘の遊び相手が進駐軍?の米兵。なるほど昭和36年当時はまだ町に米兵がいたのか? 設定はリアルタイムだと思われるが。。検索するとGHQの占領が終わったのは昭和27年4月と出てくるが・・



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2009年12月06日

早春


早春 [DVD]

早春 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • メディア: DVD


 1956

これになると設定は昭和31年。丸ビル内に勤める夫とその妻。
夫・池辺良38 妻・淡島千影32 夫と関係を持つ女性・岸恵子24
ちょっと倦怠気味な夫婦の間に、若い女性が・・ これも夫婦の機微がうん、うんとうなづける。これまた同時代の東京の風景やサラリーマン風俗など歴史資料だ。

岸恵子が若々しい、というかこれまた彼女にもこんな生き生きした若き日があったんだ、と(あたりまえなのだが)感心してしまった。
ちょっとニヒル気味な夫、妻の淡島千影は「お茶漬の味」では洋品店?経営のマダムといった役どころだったが、こちらでは一転、”安長屋の家庭の妻”を演じている。があくまで美しい。

この映画ではサラリーマンの悲哀?をこめたセリフが出てくる。笠智衆は辺地に飛ばされている年上の同僚だ。また戦後のどの映画でも戦争の影はさりげなく描かれているが、戦友会の集まりなど、割と時間が割かれている。が戦友を連れ帰った夫に妻は冷たい。

「こだわり人物伝」で立川志らくが小津はコメディタッチを入れたがってるのだがそれがあまり成功してなくて、でもそのヘンさ具合がいいのだ、と書いてるが、この作品では成功してる面もあるのでは。

夫婦の向かいの夫婦・杉浦春子が、夫の浮気現場を目撃した時、夫は愛人宅で削り節をけずっていたのよ、と妻に世間話するのだが、帰ったその足で夫に削り節を削って頂戴、と命令してる場面、また妻の母・浦辺粂子 に妻の弟が「母さん、スカートから腰巻が見えてるよ」と言わせる場面など、今までみた小津映画にはない、笑いだ。
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