2016年09月18日

さらば愛しき人よ(BS)

映画チラシ「さらば愛しき人よ 」シャーロット・ランプリング -
yti380洋画映画チラシ「さらば愛しき人よ 」シャーロット・ランプリング -

録画してあとからで見ようと思っていたのが、居眠りから目覚めたら開始後5分くらいだった。映画に何の知識もなく、題名とロバート・ミッチャムという俳優で見ようと思ったのだが、見始めたらぐいぐい引き込まれた。あれ、マーロウ? 私立探偵? おっとこれはあの「ロング・グッドバイ」の探偵か、と思い、映画もマーロウの語りで進められる。英語が分かれば、この語りも名フレーズがちりばめられているのだろうなあと思いながらみる。この手法は合っていたのではないか。「ロング・グッドバイ」の映像というと同じNHKのドラマの浅野忠信の世界をだぶらせながら見てしまった。異和感はない。

依頼が、ム所に入る前につきあっていた女を探してくれ、である。題名と依頼人のあの風貌から、どんな女性なのか?と 引き込むツボがある。まあ題名の「さらば愛しき人」は原題の「FAREWELL, MY LOVELY」そのままのうまい訳で、この題名が最後のオチとなるのだった。なにせ情報が無いので時代は見ながら推測するが、ディマジオが打った、とこれも時間の進みにキーとなるものなのだが、あれ、ディマジオってマリリン・モンローと結婚した人だったかな?とすると50年代? でもロシアが進行、とあるので40年代の今まさにあの戦争が始まろうとしている? あとで調べたら原作はシリーズ2作目で時代は1940年LAということだ。

時代設定のせいか黒人の命が軽い。しかしそこは逆に作者が皮肉っている。黒人に限らずよく人がバタバタ死ぬ。そして極めつけは「愛しき人」だ。有力者の妻で出てきたのが、なんとシャーロット・ランプリングだった。76年の映画で一番きれいな時ではないか。ほんとに美しい! しかし、美しすぎて、無垢な感じがしてしまう、役どころは無垢ではない。「愛しき人」はム所帰りの恋人だった時は酒場の踊子だ。それに、ネタバレになるが一番のワルモノなのだ。最後になると、チャンドラーってほんとは女が嫌いなのか、あるいは信用してないのかと思う。ロング・グッドバイでも最後は主人公の美しい女にマーロウも周りも軽く翻弄されて終わる。でもなにか惹かれるマーロウ。図書館で「大いなる眠り」 を借りてきてしまった。

さよなら、愛しい人 (ハヤカワ・ミステリ文庫) -
さよなら、愛しい人 (ハヤカワ・ミステリ文庫) -  原作本。2011の村上春樹訳。1976の清水俊二訳が「さらば愛しい人」題名はこちらの方がかっこいい感じがする。
映画はVHSのみのようだ。

posted by simadasu.rose at 18:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする
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