2013年05月26日

みんな元気(BSで)

みんな元気 [DVD] / ロバート・デ・ニーロ, ドリュー・バリモア, ケイト・ベッキンセール, サム・ロックウェル, キャサリン・メーニッヒ (出演); カーク・ジョーンズ (監督) 2009 アメリカ

偶然BSで見る。1人暮らしの年老いた父。やってくるであろう子供たちのために、いそいそと最高級のワインと肉を買いにいくが誰も来ない。そこで4人の子供に会いに行く。抜き打ちで子供の家に行くと皆困ったようにもてあまし気味。・・ああ、アメリカ版東京物語だな、と思いつつ最後まで見る。

東西を問わず、子供が独立すると、まして抜き打ち訪問なんてのは子供にとって、とても迷惑なことなんだなあ、などと思う。自分が親の立場になると、子供としての気分は忘れてしまい、思い出せば、まったくもって親の訪問は戸惑い以外の何物でもないのである。親は来るものではなく、行くもの、なのである。

ともあれ、父の心臓発作で、図らずも子供が枕元に揃う。ここで逝ってしまうのかと思いきや、回復し、めでたく、今度は中程度?の七面鳥とワインで父の自宅で子供が集まりパーティーとなり、ハッピーエンドとなるのだった。東京物語だと、母の葬式の所である。小津の方が家族への見方は醒めてる。

東京物語でも、思ったほどの生活をしてない子供たちに、自分を納得させるように、笠智衆が、まあ、これでよしとしよう、ばあさん、わしらは幸せだよね、といったセリフを言うが、こちらでもまったく同じだった。これはまったくもって現在の私自身の言葉そのもの。とびきり出世した子供がいても、或いはそう思うのかも。親にすり寄る小さな可愛い子供は記憶の中にいるだけだ。

調べて見ると、1990にマルチェロ・マストロヤンニ主演のリメイクで、1990のそれが、小津へのオマージュだということだ。 
みんな元気1990
posted by simadasu.rose at 09:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック
レンタルCGI アクセス解析 with Ajax Amazon