2013年01月15日

花のあと(BSで)

花のあと [DVD] / 北川景子, 甲本雅裕, 宮尾俊太郎, 市川亀治郎, 國村 隼 (出演); 中西健二 (監督) 2010公開

再放送の「蝉しぐれ」をみて、最後の再会の描き方がどうも受け入れられず、もう藤沢ものはみるもんか、などと言いながら、また見てしまいました。悪徳お役人と正義漢の剣豪、実らぬ淡い恋心といった定番ネタなのですが、なぜかこちらはまあ星3つといったところ。娘たちの着物を見る楽しみ、非業の剣豪役の宮尾俊太郎の初々しさ、夫となる甲本雅裕の笑顔のよさに救われてるかも。藤沢氏自身こんな筋書きはありえないと思っても、髷をつけたメルヒェンとして理想を書き続けたのかもしれない、と思い至りました。藩政への不正に対しては必ず正義が勝つようになっているので、そこは見てすっきり勧善懲悪・水戸黄門効果があります。個人的に実らぬ恋に対する描き方が受け入れられない場合もあるという、そこが視聴後の後味の良しあしになるのかな。

考えるに、「花のあと」は女性にとってとても都合のいい話になってます。結婚前に妻には好意をもった人がいたのを知っているがそれを承知の上で婿に入った寛容な夫、という設定。方や「蝉しぐれ」は夫には幼馴染の思い人がいて、十数年かののち再度二人は再会の時をもつが、それを全く知らない妻、という設定。妻は知らないのだからいいのだろうけど、観客は画面で見ているわけで、妻の立場に立って観るとたまらん、ということになる。


posted by simadasu.rose at 00:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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