2008年08月16日

しのびよるネオ階級社会(林信吾)

しのびよるネオ階級社会―“イギリス化”する日本の格差 (平凡社新書)
しのびよるネオ階級社会―“イギリス化”する日本の格差 (平凡社新書) 2005.4

著者は1958生まれ。83年にイギリスに渡り、87年に「英国ニュースダイジェスト」の記者になり90年に「欧州ジャーナル」を創刊。

イギリスでの生活で継承される格差を目の当たりにした著者はかつての「学歴」一本で上層にもなれた日本はある意味平等であったのだなあと感じ始める。パブが労働者階級と中産階級向けに噂どおりきちんと二つに分けられている。公式には誰がどちらに入ろうとかまわないそうだが、分け隔てなく飲もうという発想がそもそも無く、そこにあるのは「them and us」という彼らは彼ら、我々は我々だという。

そして今日本でも階層が固定化されつつあるのではないか、と林氏は危惧する。・・自分の実感からするとそういう家庭もあるが、そうでない家庭もある、といったところだが・・

階層が固定化されると、下層の方は希望が持てない生活状態になる、というのだ。イギリスでは階層が固定化されており、いくら働いても労働者階級は経済的にも報われなく、その結果仕事もいい加減になっているというのだ。


ネオ階級社会を待望する人々 (ベスト新書 137)
ネオ階級社会を待望する人々 (ベスト新書 137) 2007.3

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posted by simadasu.rose at 17:48| Comment(0) | TrackBack(1) | 本・上流下流 | 更新情報をチェックする
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