2017年09月09日

定年後(楠木新著)

定年後 - 50歳からの生き方、終わり方 (中公新書) -
定年後 - 50歳からの生き方、終わり方 (中公新書) -  2017.4

~自由にできる時間はたくさんあるらしい・・

まさに自分の状況にうってつけの時期に出た。新聞広告はたぶんオビと同じ「人生は後半戦が勝負」と大きく出ていた気がする。この4月からなにか働かないでずっと家にいるのになじめない6月に読んだ。

定年後は、オビのピックアップの言葉、
・終わりよければすべてよし に尽きるのだろう。

そして死ぬまでの時間は実は働いた総時間よりたっぷりあり、
・自由にできる8万時間(84歳まで生きるとして睡眠食事等を除いた時間を計算) もあるのだが、

しかし元気なのは、
・75歳までの「黄金の15年」。

文中では2002年のアメリカ映画「アバウト・シュミット」 で定年退職した主人公が自分が生まれた土地や通った大学にも行ってみるが、過去のいい思い出は蘇らず、逆に厳しい現実が次々と主人公を襲う。~過去を振り返ってみてもしょうがないのか。

多くの定年者のインタビューではありあまる時間を有効に使い、悠々自適に過ごしている人は少なかった。

作家の森村誠一氏は60歳から70歳が本当は自分の能力が一番発揮され”何をしてもいい自由を選べる「誉生」”の時期といったが、楠木氏は「しなくてもいい自由」の余生も素晴らしく、要は退職後の一日一日を「いい顔」で過ごせるかどうか、だという。

現役中はもっと自由な時間があれば、もっと本も読めるのに、もっと映画もみられるのに、もっと音楽も聴けるのに、楽器にも挑戦したいのに、パッチワークもできるのに、と「もっと自由な時間があれば」というのがあったが、いざ自由な時間があると、上のどれもしていない。

最大の理由、それは思いもかけないことだったが、興味の対象が変わっていた。

本などは仕事がらみで必要と興味が次々に湧き読んでいたが、仕事がらみのものにはパタっと興味が無くなった。まあ、しかし別な興味は沸いてきて、旅行に行ったイギリスに関する事が目下の興味。

映画や、音楽も以前ほど興味が沸かない。若い人の恋愛物語はなにか見る気が起こらず、あれほど生活を覆っていたロック、ジャズもほとんど聴いていない。

時間ができたら、とためておいた布地、これは8月に簡単なブラウスを作りミシンの感覚が戻ってきたので、パッチワークもするかもしれない。

しかーし、最大の関門は体力の変化である。これはミシンをかけて実感したが、細かい手元がよく見えなくなっている。また8月には同じ日に2回も転び、やはり定年後は「体力」が最大のキーワードであるように思った。
posted by simadasu.rose at 10:09| Comment(2) | 本・社会学 | 更新情報をチェックする
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